コロナ対策と経済活動

ある面白いコロナ患者の行動が報道されていました。その患者は飲み屋をはしごしていたそうです。四日間に十軒程を回っていたそうです。その中でコロナに罹った店、罹らなかった店が在り、罹らなかった店は立ち飲み屋で外とオープンであったところで、罹ったところは部屋での飲酒で従業員と密にしゃべっていたそうです。この事はコロナ感染を端的に表しているように私には思えます。空気の流動性がある所、濃度が薄い所では感染しない、感染しづらい。密閉空間、空気の流動性が無い所では感染する、しやすい。この事を他にも当てはめると、電車内、海水浴場、空気の流動性を生む排気システムのある場所などは感染しづらい。対して感染症対策をしていても、密閉空間、会議室、病院の待機室、密閉飲食店などは感染しやすい。今は誰が感染者か、そうでないかがわからない状況になってきているので、自分で対策を講じる必要に迫られていると思います。飛沫感染という事が言われていますが、あたかも唾が飛んで感染すると思われていますが、私は、吐く息の中のコロナをどれだけ吸い込むかにかかっていると、思います。空気感染はないと言われていますが、空気感染と飛沫感染の差がいまいちよくわかりませんが、吸い込むコロナ濃度によるものと推定します。コロナ感染者がいたとすると、密集していてもお互いが長い会話をしなければ大丈夫? 部屋が密閉空間でも空気の流動性を生む換気システムを付けていれば大丈夫? と私は思います。経済を動かさなければいけないと言われています。その為東京では飲食店に十時以降の閉店を呼びかけ、20万円の協力金を払うそうです。20万円では足らないという事を言っています。おきて破りの店は公表して、営業停止に持っていくようです。コロナ対策をし、営業時間を守る飲食店はお金がもらえる。これは一見正当な行為のように見えます。私などは逆ではないのかと思います。コロナ対策をしっかりやっている店は12時までの営業を許可、コロナ対策が十分でない店は8時まででPCR検査の義務付け、その上コロナ対策に協力する店は20万円の協力金を支払う、とすれば良いと思います。20万円をもらってもどうしょうもないという店の方が多いと思います。そこで、コロナ感染対策をしっかりやっている店は営業時間を長くします。対策が不十分な店は営業時間を短くします。長くやりたければ対策してください、その間の補償として20万円を支給します、というのが妥当と私には思えます。東京都のやり方は、お役所仕事としては当たり前かもしれませんが、従うのが当然、従わないなら罰します、いう発想のように思えます。もう少し現場目線で、妥協点を模索する形で対処したほうが良いのではないでしょうか。都民の善意を当てにするやり方は止めましょう。なぜなら都政が都民の期待に応えていないから。