コロナに思う12

日本がコロナウイルス熱に侵されています。感染者数の増加であわてています。経済優先政策を取った以上、コロナ感染者が増えるのは覚悟の上だったと思います。大阪、札幌市がGO TO除外になりました。旅行者、外出が増えたためだろうと予想されます。北海道は札幌市だけがGO TOの対象外ということで、他の都市は行けそうです。札幌に着く飛行機を減らせば旅行者が減り、密が減り、感染者が減るものと思われます。東京では飲食店に時短をお願いしているようですが、私はしてはいけないと思います。経済優先である以上、ほかの手を打つべきだと思います。東京の人は移動手段として電車を使っていると思います。その電車を減らすべきです。夜十時以降の電車を減らすことによって、人出は減ると思います。終電を30分繰り上げることでも経済活動に支障が出るのに、などと言われていますが、企業の方も多少の痛みを伴うべきです。働き方改革にも考えを及ぼすべきです。思うのですが飲食店に時短営業をお願いして何が変わるというのでしょうか。飲食店がコロナの発生源だという時期は、東京の場合過ぎているのではないでしょうか。飲食店で働く人はコロナに罹っているますか。コロナ対策をできうる限りやっているように思います。時間短縮をやってくださいというのは、店に来ないで下さいと同じ事です。飲食店の従業員はコロナに罹っていませんが、お客様がかかっていますので帰ってください、と同じことではないでしょうか。パチンコ店の閉店を求めた第一波の時から何も学んでいないように感じます。補償金だけが垂れ流しのごとく渡り、あとの借金を若者にかぶせるのは酷だと思います。ところで、感染者の数が増えていることについては、私は気にしていません。地方の県では一日当たり10人以下で推移しています。地方を見る場合、感染者数で観るのではなく、クラスターの件数で見るほうが実情を表しているように思います。例えば感染が広がっている都市に仕事で行って帰って来た人が感染していました。翌日その人の濃厚接触者が3人いて保菌者でした。翌々日その保菌者がまた2人見つかりました。それ以降は感染者は見つかりませんでした。となった場合、3日間感染者が出て続けている状態になります。ある意味収まっていない状態に見えます。しかしクラスター感染としては、一件です。病院内感染では人数が増えますが、クラスター感染としては一件です。クラスター分析ができる状態とクラスター分析が意味のない状態を分けて観ていくようにしなければならないと思います。以前の新宿の感染拡大は、まだクラスター分析が有効な状態だったと思います。札幌市も道外の流入を減らして、クラスター分析を行えば有効に働くと思えます。しかしながら東京、大阪ではクラスター分析が効かないと思います。東京大阪の周りの県とは数が一桁違います。感染経路不明者が100人を超えたらクラスター対策は意味が無いように思います。そういう中で時短営業は角を矯めて牛を殺すことのように思います。時短営業を求めるなら、飲食店よりもむしろ会社に、企業に求めるべきだと思います。在宅勤務、時差出勤、稼働日数を減らすなどそちらの方で調整をすべき時期ではないでしょうか。電車を減らしたら帰れないなら、ホテルを用意したり、アパートを借り上げたりしていろいろな方面を手助けしたらどうでしょうか。小池都知事の政策を私はあまり好みません。ある時は国に強制力をお願いしたり、ある時は国の政策を批判したり、そして責任を国に任せたり、と自分がどうするというのが見えません。プラカードはいつも立派なものを作っていますが、内容は、おんぶにだっこ、だと思います。上を目指すときは有力者の影を使って回りを貶め、上に立っては周りを抱き込み責任を分散する、自分の間違いを相手に回す手段を忘れず、自分と同じくする仲間を周りに侍らす。チョット嫌な言い方ですが、悪者になりたがらない八方美人のようです。時短営業補償金を用意するなら、病院関係施設に補助金を出して、たとえ使わなくても病院施設を確保している態勢を作っておくべきだと思いますが、感染者が増えてから用意するつもりらしい。重症者を安心して確保できる態勢が在れば、飲食店にお願いする場合でも11時までとか、できるのではないのかと思ったりもします。打ち身捻挫にシップでも貼って直そうとするように、骨折患者に処方している感があります。私は外科ではありませんからそういう事は専門家に任せます、と言っているように感じます。時短のお願いをするのは、飲食店ではなく、企業。補償金を配るのは病院施設を確保するため。人出を減らしたいのなら、交通機関の便を減らす。これだけでもだいぶ違うと勝手に思いました。