コロナ走る実験室

昔、本田宗一郎氏がサーキットは走る実験室だ、と言ったと言われています。コロナを思うとウィルスの実際の実験室のような気がします。コロナ発見からオミクロン株までどのような変化を起こし、人体にどのような影響を与えたか、その時人間はどのような行動を起こしたか。これらのことを冷静に研究している人がいるのだろうか。新たな研究課題が見つかった気がする。オミクロン株はデルタ株とは違う様相を呈しています。一番の問題は、政治家がそのことに対し従来どうりの対応を行っている事だと思います。効果がない蔓延防止を国に求めているのも仕方が無い対策です。学校運営に対し一定のモンスターペアレンツが居ますが、その人たちに配慮するあまり、他の人達が迷惑を被る事が在りますが、何も言わない人たちは後回しになるようなものです。国にしろ都道府県にしろ蔓延防止を適用する地域、営業形態は任されています。都知事などは濃厚接触者には感染者が連絡してください、などと言っているようです。保健所の機能低下のせいでもあるようですが、無責任な丸投げ状態なようです。要するにやっている事は今まで通りで、変える気がない。コロナモンスターペアレンツが怖いから広く浅く負担をかける。コロナ対策費は後で回収すればよい、ぐらいの気持ちであろうか。ところで病床使用率で蔓延防止を求めているのだろうか。デルタ株とは比べようもない軽い症状のようです。一週間もいれば退院できる人は多いのではないのか、と思ったりします。私などは、占有率、病床回転率を参考にすべきではないのかと思います。一人の人が長く病院にとどまる事が無くなりつつあると思うからです。専門家から若い、基礎疾患がない人は自宅待機措置にしたらどうか、というものがありますが、今後患者が増え続けば否応なくそうなります。そうしないのはモンスターペアレンツと専門家のオオカミ少年が原因のように思います。究極の感染対策は手洗い、マスク、換気に尽きるように思います。オミクロン株になってようやくWITHコロナのような気がします。人との関わり合いは避けることはできず、学校、経済、生活は、他人との孤立と共生を考えさせられます。TVなどでの犯罪を見ると、一見自分の言い分ばかりのようですが、他人との関わり合いが切れた事件のようにも取れます。イギリスはコロナ対策を停止したようです。医療体制、日本製薬品が確保出来たらコロナだけの対策は止めても良いのではないのか、と思います。政治決断の問題かも知れません。医療体制、ベッドの確保が難しいように言われていますが、私の周りでは検査キットの不足がはなはなだしいようです。病院に行っても、疑わしい患者、濃厚接触者、その家族であっても検査キットがないために待たされているようです。その為会社、学校を休まざるを得ないようになっています。今は医療体制そのものよりも、検査キット、抗体検査、抗原検査不足が深刻になっているようです。安倍のマスクのように岸田検査キットを配布してはどうだろうか。その時は日本製をお願い致します。