ウクライナとアムネスティ

アムネスティ、国際人権団体がウクライナに対し抗議をしました。大変面白い抗議です。ウクライナ軍が病院、学校に立てこもりロシア軍を攻撃するからその反撃によって、患者、子供に被害が及んでいる、と言うものです。これが国際化、グローバリズムのなれの果てかも知れません。私にはどう善意に解釈してもアムネスティの意図が解りません。戦争を誰が仕掛け、何を戦争で得ようとしているのか、さえ問題にせず、子供たちの被害はウクライナ軍が抵抗するからだ、と言わんばかりの抗議です。クーラーのきいた部屋で、TVでも見ながら戦争被害者の様子に、何か一言言わなければならないとでも思ったのだろうか。何とものんきな批判です。恐らくこの人たちは、現に起きている命のやり取りが解っていないのだろう。子供たちのゲーム感覚で、銃で撃たれてもリセットすればまた生き返るとでも思っているに違いない。国際化と言うものがこの様な状態であることは、先のクジラ問題でも明らかであるが、日本人が抱く、夢想するものとは程遠い事に気付くべきである。ウクライナとロシアの戦争は小麦の収穫時期には終わるものと思っていましたが、簡単に決着がつかないようです。互いに消耗戦になってきています。武器にしろ人間にしろなくなった方が負けの様相を呈してきているように感じます。一方アジアでは台湾海峡で中国が軍を展開しています。中国の覇権主義はいつもの事です。いつまで経っても大国と言う認識がない。それよりも韓国はどうしたいのだろうか。アメリカNO2との面談もせず、電話会談で事を済ますなど考えられない行動のように思います。アメリカはとうとう見限ったように感じます。防衛ラインがフィリピン、台湾、日本であって、韓国は蚊帳の外のような状態のように思われます。韓国が兵糧攻めにあった場合、アムネスティはどう反応するだろうか。病院学校に立てこもり反撃に出ることはまかりならん、とでも言いそうです。アメリカはロシアと中国とは違う扱いをしているようです。ロシアには国力を削ぐつもり。中国には体制崩壊までのシナリオを描いているのかも知れません。したたかなアメリカ戦略に日本は巻き込まれないようにしなければならない。膨大な軍事費をせしめられないように気を付けるべきです。アムネスティのような団体に尻尾をつかまれないように注意する必要があります。