私は日曜日になると将棋囲碁の番組を見ます。下手の横好きで見るのがだんだんたのしみになってきています。勝負事でいうと将棋は王を取ればどんなに途中が悪くても勝ちます。また日本の将棋は取った相手の駒を自分のものとして使うことが出来ます。これは日本独特のもののようです。国盗りでいえば相手の主を殺せばその国をとる事が出来、寝返ってきた相手側を自分の駒として使えます。関ヶ原の合戦などは将棋の勝負のようにさえ思われます。囲碁は相手陣地より多くの自分の陣地を確保した方が勝ちです。昔の植民地支配などを思います。トランプは駆け引きの勝負が多いように思います。どんなに手が悪くてもブラフで勝ち残る事が出来るようです。麻雀は持ち点25千点から始めて3万点がプラスマイナス0になります。5千点が利子のようなものです。これらのゲームは経済活動にも反映されているのでは無いかと時々思います。トランプ大統領は自分の主張をやめません。どんなに悪い手でもブラフで通そうとします。周りも判っているのですが、泣く子と地頭には勝てません。麻雀は中国発祥と思いますが、かなりきつい勝負事だと思います。最初から借金を背負って経営をやるようなもので、中国の技術援助などはまさしくこれに似ており、負けたら、利子が払えなかったら借金のかたにその構造物の使用権を取ります。経済問題では当然の権利かも知れませんが、可哀想な気がします。資本主義経済は自由主義経済ではありません。中国は今や資本主義経済ですがひらかれた経済環境ではありません。麻雀のように勝ちが一人ゼロが一人負けが二人になるような仕組みの経済かも知れません。勝ちが負け組のものを総取りしてしまうような感覚です。アメリカは資本主義経済、自由主義経済です。トランプは親と子の駆け引きの勝負のように思われます。そして囲碁のように資本主義経済圏を造り守ろうとします。その圏を脅かす者をブラフで脅そうとでもしているように思います。日本はどうでしょうか。バブルの頃は会社を買いあさり将棋のように自分が主に収まろうとする方向を向いていたのではないでしょうか。戦時の八紘一宇などは囲碁の感覚のように自分の陣地を広げようとしていたように思います。今の会社の考えはどうでしょうか。どのゲーム感覚で経営をやろうとしているのでしょうか。自分が主の自分規則を押し通そうとしているように思います。自動車会社、免震装置、など。トランプなどの駆け引きの勝負のように株金融取引に一喜一憂する経済運営。経営をゲームのように扱うのは不謹慎かも知れませんが一芸に秀でた会社が少なくなって来ているように思います。何も扱う分野が一芸と言うことでは無く会社の社是が一貫していないように思うからです。そのとき次第のように思われます。自分に都合の良い外国人材受け入れには賛成を、消費低迷をもたらす消費税総額表示には反対を、経済界は臆面も無くいっています。経済界が小さくなったように感じます。