安倍解散に思う

安倍さんが解散をするそうです。何の意味もなくいわば百害あって一利無しの解散と思います。政治感というものが少し鈍くなっていると思います。それは自分のことにこだわりすぎることから来ているのではないかと思います。自民党でさえ不思議がっているのに何を今更しようとするのでしょうか。たたき上げのある議員さんの反応が面白いと思います。想像するに、やるの?なぜ?いつ?本当?ん~。私はしたければすれば良いと思います。ただこれまでの国会運営のことに懲りていず、審議拒否を繰り返したことを今度は国政選挙という手段を使ってやろうとしていることと変わりが無いと思います。せっかく良い流れが出来つつあるのに、元の木阿弥にしてしまいそうです。調子に乗れば昇り、追求されれば窮し、詰まりはひっくり返す、温室育ち人の様相を呈してきていると思います。恐らく先は見えてしまって来ていると思います。私は政治家を見るに、ある程度の予測を元に判断し、自分の希望を持って評価し、夢を託し、潜む将来展望を楽しみます。しかし残念ながら安倍さんは良い人ですが、政治展望が望めません。今解散すれば自民党は大敗しない、野党をバラバラにしておける。というだけの判断のように思います。これは横綱相撲ではない。勝てば良いという試合を日本人は嫌います。勝った後誰からも尊敬されず、負けた時点でお払い箱、が相場です。大局観が欲しいところです。憲法改正を自分の所だけで決議するつもりですか?最大きく与野党を巻き込むぐらいの度量は無いのですか。評価基準が偏差値になってから、何もしないから失敗しない、余計なことをしないから意地悪をされない、みんなが合意したことは多数で良いことだ、が良いことと思っているふしが生活常識の中に見受けられるようになってきました。私などはへそ曲がりで、やらなければ分からない、みんながやっているから良いとはいえないなどと思ってしまいます。選挙に勝とうともせず負けなければ良い、相手を困らせれば良いという消耗戦、消極的戦略はスポーツでは有りでもこれを国政選挙、人民に使うのは馬鹿にしていると言わざるを得ません。政治思想をどの様に思っているのか、今だけの問題ではなく政党政治を本気で育て上げようと考えているのか、健全な国会運営はどうすれば良いのか、を小手先ではなく真剣に思っているのか、私には怪しいと思わざるを得ません。確かに日本の歴代の総理の中で一番外国に行き、各国首脳との会談が多いのではないかと思います。その分お金もばらまきますが、日本を世界に知らしめていると思います。国内では規制緩和を推し進め、各省庁との軋轢もありますが方向性は間違っては居ないと思います。しかし事をせいては仕損じるの諺のように、性急過ぎる面も有ります。またわざとの我慢ができない面もあると思います。少し狸になってみてはいかがと思います。期待はしますが今のままでは将来政治設計を望めません。残念ながら今の国会運営は30年前の政策、良き思い出を踏襲しているに過ぎないと思います。余計なことですが、投票率を60%以上にすることが必要だと思います。これは政策を戦わせて論点を明らかにすることでこの位は最低でも上げて欲しいと思います。今の解散方針からは投票率が低ければ良い位に思ってはいないだろうか。もしそうなら投票率こそが本当の安倍内閣の支持率だと私は思います。ついでながら何故この時期に北朝鮮がミサイルを撃たないと判断したのでしょうか。私には分からない部分もあると思いますが、むしろ危ない時期ではと思っています。それくらいなら春節の時期の方が良いのではと庶民の私は思います。