東京15区補欠選挙に思う

東京15区補欠選挙立憲民主党の酒井さんが当選しました。投票率40.7%と低い投票率でした。思うに東京15区というところは、意外と田舎よりも田舎の考え方をするところだという事です。東京というと斬新で国政に敏感なところだと思っていましたが、地元優先のところであった、と思います。それは須藤さんが2位に入ったことで分かります。1位酒井さんは投票率の低さと相まって、組織票をガッチリ固めた。2位の須藤さんは地元出身で他の新参者に投票するより無難である。3位の金澤さんは地元出身者ではないが、ここ5年間地道に活動している。4位の飯山さんは新参者で、言っていることは正しいとは思うが、まだ当てにならない。5位の乙武さんも新参者であり、女性問題、無所属と言いながら小池さんから応援を受けるなど怪しい。左翼とリベラルと保守の戦いだと思われがちだが、補欠選挙の制度もあってか今回はそうとは見えない。自民党支持者が立憲民主党候補にも投票しています。要するに自民党はだめだ。だからその反対勢力の立憲民主党に投票する。または立憲民主党には入れたくないが、さりとて新参者にも入れる気がしない。だから地元の須藤さんに入れる。というふうに見えます。飯山さんは24千票も取りました、と言っています。確かに新人で、政党を立ち上げて間もない事を考えるとすごい事ではあるが、それこそ自民党が地元の者、有罪判決明けの者、関係者を立ててきたら上がる芽がないように感じます。田舎の私の選挙区よりも地元民優先のように思います。国政選挙と地方議会選挙の区別がないように思います。日本保守党は初めての選挙という事もあって、やはり選挙活動に甘さがあった。選挙妨害もあって思うようにできなかったようですが、8時頃にYUTUBEをやっている場合ではないように思います。田舎では公民館を借りて地元民との対話をやっている時間帯です。またどんなに妨害工作があろうとも演説時間、場所を指定するべきだったと思います。それが返って有効に働いたのではないのかと思います。東京というところは、田舎よりももっと国政選挙に関心がない所のようです。選挙戦略として左派、リベラル、保守の構図を打ち出したようですが、あまり意味をなさなかったのではないのか、と思います。これが補欠選挙ではないならば少しは違ったかもしれませんが、やはり地元民をえらんだと思います。日本保守党という政党名を知らしめたと言われていますが、残念ながら社会人には、あまり受け入れられなかったと思います。市議区議を輩出して地道に地元民との会話を続けていくことが、東京を制する一歩ではないのかと考えさせられました。それにしても東京人がこれほど国政に無関心だとは思いませんでした。裕福な東京であるせいかも知れません。自分都合が優先するところになってしまっているようです。だから社会の第一線を退いたものの方が危機意識をもって飯山さんを応援したのかもしれません。東京の他の選挙区も同じような考えの人たちが多いように感じます。まずは地元市議区議を増やした方が、選挙戦略だけを考えると有効のように思います。東京から遠く離れた地方からの感想でした。