小池さんに思う 1

小池都知事希望の党の代表を辞めました。私は自民党に上手くやられたと思っています。東京での選挙結果を見るとまだ東京が地盤になっていない事が判りました。やはりどんなことが起こっても有権者が投票してくれる地盤を持つことが大事です。希望の党は小池さんが思った党には成っていないようです。代表戦での憲法改正では全く違う主張をしています。あれだけ排除勧告をしたにもかかわらず、民進党のどっちつかずの政策を言っています。誓約書は一体何だったのだろうか。たった50人の党が基本政策で違うのはいただけない。それよりも古株である議員の立候補が無かったのはどういうことだろう。このままではもう一度分裂するのが目に見えているようです。小池さんが描いた政党ではなくなったから止めたのではないかと勘ぐってしまいます。確かに希望の党はミニ民進党の様です。ところで私は小池さんは小沢議員のようなものになりたいのかな、と思ってしまいます。政治観は優れていると思います。しかし残念ながら同士を集めるのが苦手なように思います。自分一人でやってしまいがちです。それだけ頭が切れるともいえますが。確かな参謀を得ることが出来なければ、このまま終わってしまいそうです。あっちとこっちをくっつけて一大政党にした小沢さんの手法が残っていますが、今のままでは希望の党はじり貧のように思います。参議院民進党の議員を取り込むのに躍起になっているのかな、などと思います。自民党をやっつけるためだけに野党連合をしよう、という動きがありますが政治経済に昔の民主党よろしく混乱をもたらだけのように感じられます。何か一つの大きな党是が欠けているように思われて成りません。少なくとも小池さんはそれを示そうとしたかもしれませんが、できあがった物は違っていました。憲法という日本の根幹をどうするのかと言う点が違う人達が、集まっていては恐らく纏まらないでしょう。どっちつかずの政策より、立憲民主党のようにハッキリと言った方が分かりやすいものです。天秤に掛けた公明党も一時の気まぐれから目覚めて自民党にすり寄って来ているようです。選挙で懲りたのでしょう。東京都民は小池さんが都政に邁進することで安心したかも知れませんが、以前にも言ったように小池さんをどう見ているのかが判った選挙でもあると思います。私は小池さんは首長であると同時に政治家であると思いますが、都民は首長のみを求めたのかも知れません。良い悪いは別にして私は政治家である小池さんに期待します。自分の所の都道府県を真っ先に優先する首長ばかりでは面白くないでしょう。同じく自分の仕事場ばかりを優先する議員を見ていても期待するものは何もありません。