立憲民主党の選挙結果に思う

立憲民主党の枝野さんが辞めるようです。今回の選挙はかなり本気モードのように見えました。共産党との連携に問題が在ったように言われていますが、野党である以上野党第二党との連携を模索するのは当然のことだと思います。小選挙区ではかなりの接戦を演じていたと思います。比例区での票の伸びが少なかったようですが、選挙民の年齢に原因があるように感じます。私は世代が変わってきているように思います。重鎮と言われている人たち、年寄り組が辞め時に近づいてきています。八十歳前後の人達が未だに出馬しています。それに嫌気がさした有権者のところは落選し、そのご意向をまだ得ようとするところは当選しているように感じます。どちらにしろ次の選挙では、世代交代を進めたところが有効になるように思います。共産党との連携に拒否反応を示す高年齢の人も多いとは思いますが、政策協力はするべきだと思います。経済関係関連が共産党との連携に難色を示しているようです。野党内部の一番の問題は党内部での勢力争いはできても、党外での勢力争いに争点が向かわない事だと思います。全体像が描かれていない。万年野党の宿命のように思えます。一部の政策批判はできても全体の舵運営ができないように思えます。経済界も政治には首を突っ込まないという人もいる一方、政策援助に期待している人達が多いのも現状です。労働組合団体もそうした期待を多かれ少なかれ持っています。その様な考えからか共産党に距離を置こうとしているのかも知れません。立憲民主党共産党との選挙協力は成功したと思いますから、次は経済界との納得のいく経済運営政策を作る事だと思います。自衛隊の存在を認めた共産党ですから、資本主義経済、経済圏構築に対してもある程度の協調ができるものと思います。維新の党が議席を伸ばしましたが、別に目新しい政策を打ち出したという事はなく、昔野党が言っていた事を新しく言い出したに過ぎないと思います。立憲民主党に、経済界根回し、政策理念、全体像把握、俯瞰ができる人が少なかったためと思います。本来ならば重鎮と呼ばれる人たちが陰で動いて、次世代に引き継がなければならないのに、自分達の居城にあぐらをかいていたと思います。未だに内部抗争に明け暮れているようにさえ思えます。立候補者、有権者の年齢層が変わってきています。今迄の選挙活動ではうまくいかなくなってきているようです。だからといって若者の立候補者が増えているようには感じません。何か良い方法を考えるべきかもしれません。