大谷選手と水原氏に思う

大谷選手、水原通訳の賭博問題が大問題になっているようです。水原氏が賭博にかかわり、大谷選手もそれに関与しているのではないのか、という問題だと思う。水原氏は報道の一回目のインタビューに、大谷選手も賭博の穴埋めのための送金に関わっていた、と述べたが、二回目はそれは嘘でした、と述べた。大谷選手の弁護士は窃盗された、と言っている。私は今後大谷選手がどのようなことになるのか心配します。米国のように訴訟、裁判沙汰が日常的なように感じる国においては、軽々しく口を開くこともできないと思います。穏やかな解決を望みます。私の経験からですが、借金を背負った者は藁をもすがる気持ちになります。通常、普段では行わないこともやってしまいます。目の前の事しか考えられなくなり、目の前の事が解決されるのならば何でもやってしまいます。平気で都合の良い事を言い、嘘も肯定されます。それを問いただしても更に嘘を作り、騙すつもりはなくても自分の事しか考えてはいません。水原氏がどこまでの嘘をつき、どこまで大谷選手が関与していたのか、気になるところです。一つの疑問点は送金が大谷選手の銀行口座から行われた、という事です。1)大谷選手が水原氏の言う通り賭博の肩代わりとして、知っていて送金を行った。2)大谷選手は送金に関与せず、水原氏が任されていた銀行口座から水原氏が送金した。3)大谷選手が送金したが、水原氏はそれが賭博の穴埋めだと知らせず、何らかの嘘の事情を作り送金させた。と私は推理します。こういう野次馬根性は良くないとは思いますが、個人的には3番なのでは、と思う。送金手続きは結構厳しいようなので、確認の電話が入りそれを大谷選手も把握していたものと思います。人は身の丈に合った生活をしている時は普通の人なのに、何かの拍子に思わぬ大金、地位を得ると態度が豹変する人がいるものです。そしてそのお金、地位を失わないように必死になります。必死に努力すれば良いのですが、無くすことを恐れるあまり周りが見えなくなります。水原氏だけではありません。今の政治家も同じようなものです。国会議員という地位を得て、何か自分が特別な存在であるかのように振る舞い、権限を行使する。選ばれた人間だから多少の事は許されてしかるべきだ、とでも思っているものがいる。水原氏が最悪な人間ならば善悪の判断がつきやすいかもしれませんが、これまで大谷選手と二人三脚でやってきたことを思えばそうではないように感じます。どこにでも他人の褌を利用する輩はいるものです。始末が悪いことにそういう人はずる賢く頭もよい。水原氏は騙され、利用されたとも思えます。大谷選手の金を目当てに引きずり込んだようにも見えます。そういう意味では大谷選手のお金が因となり、博打場での出会いが縁となり間違いが起こった、とも言えます。大谷選手に責任があるとは思いません。水原氏が間違いを犯しました。悪に引き込んだ者がいました。悪に引き込んだ者は何とも思っていないでしょう。騙される方が悪い。こういう論理は事の大小はあれ、誰でもが経験するものと思います。身近な人間がそういう目に遭っていれば猶更身につまされる問題だと思います。ついつい野次馬的な考えが浮かんでしまいました。