禁止薬物問題に思う

ロシアのワリエワ選手のドーピング問題が話題になっています。禁止薬物がわずかながら検出された、と言うものです。禁止薬物問題でのことでロシアは国としての参加が認められていないにも関わらず、このような状況になっているのはどうしてでしょう。この日のために訓練を行ってきた側からは、手厳しいものがあるようです。薬物によって機能を強化し、訓練によらないで他の人よりもより良くできるようになる、というものがあります。不正によって何かを手に入れたものは、参加が認められないのは当然な事です。さりとて、私には不可解な点も多く見受けられます。検体が検査されたのが去年の12月で、結果公表がオリンピック開催時。12月の検体のみ薬物が発見されたこと。禁止薬物以外の薬物も発見されたこと。検査機関が一社のみ、ではないでしょうか。まず最初に査証すべきは、検査機関の問題です。禁止薬物が発見されたら別の機関でも検査を実施すべきだと思います。それもわずかな量である場合、誤差の範囲、機械の精度、検査員の問題等色々な問題が含まれていることを考慮すべきです。12月の検体の結果を今頃発表すること自体、異常な事のように思います。色々な政治体制の問題さえもが絡んでいるようにしか思えません。マスコミ、観戦者、が第一報に踊らされているように思います。その結果取り返しのつかない言動や無言の抗議を行ってしまったように思えます。ワリエワ選手が自覚して禁止薬物を摂取していたかどうかは分かりませんが、少なくとも選手として出場したからには他の選手と同様の扱いをするべきです。感情論は分かりますが、結果責任を言うのならば、参加平等扱いを守るべきだと思います。私にはワリエワ選手がわざと負けたように思えます。唯一残された道が回転での失敗を演出する事だったのではないでしょうか。そうすることで、表彰式は滞りなく行われ、仲間に迷惑が掛からないと精一杯の見栄を張ったように思えます。15歳と言えば中学生です。周りの中学生を見てみてほしいと思います。一流アスリートかも知れませんが、質問攻めはコーチ、監督などに求めるべきで本人に求めるには酷すぎるように思います。禁止薬物問題は本人、監督、国、検査機関、そしてマスコミに問題が在るように思います。