ウクライナとロシアの戦争状態に思う

プーチン大統領は病気です。老人にありがちな偏執性と頑迷性が見受けられます。特に独裁的な地位にあるものは、その特性に気づきにくく、周りもその病気を見過ごしています。日本における豊臣秀吉の後年の朝鮮出兵、中国の毛沢東もその傾向があったものと思われます。他の意見を聞かず、後先を考えず、今の状況を気分によって判断材料とする。今までの自分の考え方、大事に思ってきた事が第一に来て、そのことに執着し変更がなかなかできないでいる。だから自分の価値観を脅かすものの行動を許せなくなっているように思います。ウクライナ進行の第一の原因はウクライナ大統領に対する不信感でしょう。たぶん嫌いだと思います。自分の経歴とは違う人を好きになれないのだろうと思います。第二にNATO加盟問題だろうと思います。ウクライナが独立国として振る舞う分には容認できても、軍事施設を置くことは許されないものと思います。初期対応でスイスのように中立国としての地位を確立しておけば問題なかったのではないのかと思います。EU加盟は問題なかったのではないでしょうか。ウクライナをロシアに併合しようとは思っていないでしょう。なぜならウクライナ人とロシア人は違う民族のようですから。プーチン大統領はそこのところは分けて考えているように見受けられます。領土が欲しいわけではなく、民族統一でもなく、選挙で選ばれたばかりの大統領が、NATO加盟を、軽率とも見える行動をとりだしたことに怒ったように思えます。しかし他国の領土に軍隊をもって進行する事は許されません。戦争状態です。ウクライナは戦争を仕掛ける意思もなかったのに、一方的に攻撃したのは間違いです。これでウクライナ人とロシア人の亀裂は深まったものと思われます。そしてその後押しをしたのがバイデンさんではなかったのかと勘繰ります。さもロシアが無理強いをしそうだと事前に公にし、やるのかやらないのかと囃し立てているように見えます。NATO加盟はウクライナの問題、と一見正当な理由を述べる一方、現実はウクライナとロシアの対立を生み出しています。個人主義の徹底しているアメリカにすれば当たり前のことですが、ヨーロッパ諸国を見渡せばもう少し考えが及んでも良かったのではないのかと思われます。ロシアに領土拡張の意思はないのではないでしょうか。日本にも戦争を仕掛けるなどという輩が居ますが、そのことの重大さをよくわかっているものと思います。ロシアの戦争の始め方は不意打ちが主なものと思います。よういドンで始めた戦争で勝ったためしがないように思います。そんなことより日本国憲法9条の戦争の放棄等が問題だと思っている輩が居ますが、間違いだと思います。他国からの侵入を許す、また反撃できないと解釈できるように言っているように思いますが、やはり憲法改正を目的とした発言のように思います。行動論的には攻撃されれば攻撃し返すし、侵入されれば敵基地破壊を目指すものと思います。そのための自衛隊と思います。ただそれは一時的なものに留め、真の解決には軍隊ではなく、話し合いのもとに解決を目指すという事だと思います。現在のロシアを見ればそういうきれいごとを言っておられない、と言うのも考えさせられますが、9条が役に立たないとは思いません。9条を役に立たせるのも立たせないのも日本国民の意志によるものと思います。どんな時もこちらからは戦争を起こさない。どんな時も向こうから戦争を仕掛けさせない。問題があれば話し合いで解決する。この事を信念に持っている、ということが大事なことだと思います。この事を時の都合に合わせて解釈するというのが、最も悪いことだと思います。9条を批判し改悪に向かわせようとしているものこそが、ご都合主義に他ならないように思います。憲法も時代に合わせてより良い方向に改憲してあるべきであるが、他国が、世の習いがというような他人任せな議論に真髄はない。思考し目指すべき目標のない改憲は無用のように思います。一刻も早い戦争解決を目指してほしいものです。