ウクライナとロシアの戦争に思う2

ウクライナとロシアの戦争はいつまで続くのでしょう。当事国は勿論、世界が疲弊してきています。世界恐慌も考えなくてはいけない状況になりつつあると思います。日本の戦国時代では、戦争をする兵士は、平時は、百姓をしていました。それ故に春になると互いに戦争を回避していたと思います。国が生産できなければ、例え戦争で勝利を治めても統治できないものと思います。戦争に特化した軍隊を作ったのが織田信長だったと思います。それで年間を通して戦いだしたものと思います。さてロシアはどうでしょうか。輸出の大部分が地下資源であり、小麦などの第一次産業であるロシアは、春には種まきを始めなければなりません。人員が必要であり機材も入り用であると考えます。春までウクライナがもてば勝ちになる公算が出てくると思われます。しかし、原発など社会インフラを抑えられたら市民の生活が送れなくなり、終わってしまうかも知れません。ウクライナとロシアの停戦協議が行われていますが、どちらも早い合意を目指すものと思います。1)ウクライナの中立、2)NATO非加盟、3)ウクライナの国土保全、4)EU加盟、5)ロシアの謝罪。ぐらいが思います。ウクライナを韓国、ロシアをアメリカ、EU諸国を中国に置きなおしてみると、ロシアの声が聞こえてくるように思います。韓国の政権が米国に向いたり、中国に向いたりと揺れ動き、米国の意向に背くような態度にいら立ちを感じているバイデン政権を思うと、プーチン大統領も同じような事かな、と思ったりもします。大国の思惑に支配される小国であり、日本も例外ではありません。幸いにも自由主義国家連合に属しているということで、自由意志、平等、権利、義務が備わっています。ロシアも資本主義経済が広がり、個人の権利、世界意識が進んでいるものと思いますが、未だにソ連連合時代の偉大さを引きずっているようにも思います。国が違えば対応を変えなければいけないのに、自国の反乱分子のように扱っているように思います。ところでEUウクライナをどうしたいのでしょうか。EU域内に収めたいのであれば、ロシアと交渉すべきです。ロシアはNATO加盟に反対のようですが、EU加盟は許されるのではないでしょうか。現にドイツとのパイプラインはEU連合と読んでも良いように思います。私はバイデンさんの態度は紳士的な傲慢さを感じます。おせっかいな出しゃばりのトランプ氏とは違うアメリカファーストを感じます。ウクライナに引導を渡すのは、ロシアではなく、EUのような気がします。プーチン大統領は人が変わったなどとすまし顔をするのではなく、火中の栗を拾う覚悟でEU代表が交渉に臨むべきだと思います。プーチン大統領NATO拡大を問題視しているのであり、資本主義経済圏を問題視しているのではないと思います。一方的に戦争を仕掛けたプーチン大統領は厳に裁かれるべきです。が、我が身可愛さに救いの手を引っ込める輩も厳に見ておく必要があると思います。日本がアメリカの核の恩恵を受けようとする考えは、右翼でも何でもない、ただのご都合主義にほかならない。敵とは誰がなるかわからず、米国も昔は敵であった。ロシアがあたかも敵であるかのように思うのは勝手であるが、自国が独立意思を持っていない限り、新たな敵を見つけ、仲間を求めてさまよう事になると思います。ウクライナを助けましょう。ロシアを非難しましょう。しかし、ロシア人は日本人の敵ではありません。パラリンピックはロシア、ベラルーシを排除しました。残念です。選手は敵ではありません。区別するべきです。IPCパーソンズ会長の苦渋の選択が思いやられます。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、も結構ですが、オリンピックという意義が失われつつあるように感じます。ウクライナ大統領の暗殺がうわさされています。ロシアの一枚岩とは思えない軍事侵攻にロシア内部からの暗殺さえ思えます。戦争は疑心暗鬼を生む故に、一日も早い解決を望みます。