トランプ氏

トランプ氏は色々やりますね。しかしさすが決定的な事は言っていません。後から修正ができる様に含みを持たせているように思います。営業人らしくある意味八方美人的な言葉遣いだと思います。人員配置に関しては好き嫌いがあるのでしょう、未だに配属が決まっていないようです。ところで、アメリカをどういうふうに思っていますか。先進諸国を引っ張りグローバル化を進め、資本主義経済を推し進めて来た国、個人主義を大事にし、人権を重んずる国、時におおらかに人を見、厳格に自分の制度を適用しようとする国、などざっと思いつくままにあげてみました。トランプ氏になって保護主義になるだろうと言われています。恐らくは彼は今までアメリカが対外的に進めて来た諸事が分かっていないのだろうと思います。いまやっていることは、商売の延長線上の判断基準のように思います。今までのアメリカの政策が素晴らしいと言う気は有りませんが、回りの国は掛けた梯子を外されたように思っているのではないでしょうか。戸惑いが先に来ています。しかし本来の彼は今の彼とは少し違うのではないのかと私は思います。今やっている事は事務人的な要素が多分に入っているように思います。だれの影響かわかりませんが、このままでは自滅してしまうでしょう。今イスラム世界は滅茶苦茶だと思いますが、これは日本にもあった事です。明治大正の時代個人が重んじられ、封建制度が崩壊し、国の有り様が変わり、その一方で西欧風な物の価値観を押しつけられ反発する。そして戦争に突入していく。どこか似ている様に思います。勿論違うところも有りますが、危険な方法で模索しているように思えてなりません。アメリカがここで事務人的な対応をすればまとまりのない悲惨な結果に成るのではと思います。アメリカは大きな国です。一般の人が思う以上に大きな国です。少なくとも日本の50倍以上あります。嘘だと思っている人は間違いです。そのおおきなアメリカが小さくまとまろうとしています。気をつけて今後を見ていきたいと思います。