アメリカについて思うこと

トランプ氏に国会、経済団体などが右往左往しています。大国アメリカが気になるのは仕方がないとしても、もう少し落ち着いたら?と思います。まさしく事務人的な対応をやっていると思います。上の意向を推し量りなんとか事をスムーズに進めようと。その為なら、少々の犠牲我慢は仕方がない。理屈を言っても仕方がない。確かに理屈を言えば言い訳に聞こえるでしょう。アメリカは理屈と実効性を伴わなければ信用しないし、追随すれば例えそれが利のあることでも軽んじると思います。今事務人の一番悪い面が出ています。トランプ氏が大統領である期間は4年、長くても8年です。ひょっとすると2年かも知れません。その後はどうするのですか。メキシコに工場を造るという約束を破ってまでアメリカに追随するのでしょうか。メキシコも一国です。童話に動物と鳥達が喧嘩をしたときの話がありました。その時コウモリがとった態度だけはして欲しくはありません。日本はアメリカとの貿易摩擦に神経を使いそれを改善すべく努力をしてきていると思います。アメリカに日本のお金で何かを造ってやろうなどと愚の骨頂です。この困難なとき程会社経営をもう一度考え直す時だと思います。東芝アメリカで赤字を出しました。最先端の原子力発電を持つアメリカにどういうつもりで出て行ったのか分かりませんが、虎穴に入らずんば虎児を得ずの覚悟で行った様ではないようですね。利益優先勘定のようです。玄関先で他社が工事をするのを快く思う会社はいません。また他社も遠慮します。それでもしたければ覚悟を持って遣らなければいけません。会社経営を強くするのは財務だけではありません。それが目に見える一番の判断基準ですが、人を育てるのもたいせつです。そして私は社是をしっかり創ることも大事だと思います。現場にはカイゼン、5s、リーンとか押し付けますが、管理人にはほとんどありません。管理人を律する基準、社是をしっかり創る必要があると思います。赤字を出して現場にしわ寄せを強いるのは頂けません。信念忍耐努力が足りません。日本人の多くが信じて来た国際化のもう一つ別の面が今出てきているにすぎません。バラ色の国際化など絵に描いたもちです。実際働いている人は百も承知のはずです。何をしたいのか、どうすればいいのか、何が必要か、向かうべき道をしっかりと踏み締める時が、今ではないでしょうか。    追伸、アメリカは日本の少なくとも日本の50倍以上あります。と書きました。理由は?軍艦に何人の人間が乗っていると思いますか。小さい船で50人、中で150人、中大で300人、大で1000人位乗っていると思います。戦時になると恐らくはこの3倍ぐらいになると思います。自衛隊の方なら正確な数字がわかると思いますが。この人数を会社に当てはめて見てください。中小企業と呼ばれている会社の人数に当てはまります。大きな艦船では大企業に匹敵します。日本にはどの位の艦船がいるのでしょう、アメリカには、世界には?恐らくは二桁以上ではないかと。この何の利益も産まない軍隊を平気で維持できているのです。会社経営で考えて見てください。赤字続きのこれらの会社を日本は維持できるでしょうか。それだけアメリカは凄いと思います。このアメリカに少しでも迫っていければ、またそう言う人が育っていけばと思います。