アメリカの態度に思う

トランプ大統領は絶好調の様子です。日本に来て初めての国賓級の扱いを受け、安倍総理には貿易で注文の脅しをかけ、意気揚々と引き上げていきました。日本はなすすべも無く北朝鮮のカードを握られ、中国と同じくらい困った状況が待ち構えています。消費税率引き上げが間近に迫り、緊張感を持って望んでいる最中にトランプ大統領の発言があり、参議院選挙を同日選挙にしようと画策している最中に、議員の中からまたしても失言が相次ぎ同日選挙をしようにも出来なくなってしまった感が有ります。G20サミットではアメリカは勿論、ロシアとの友好を推進しょうとしていたのに足を引っ張る議員がでる始末。中国はアメリカから関税の脅しをかけられ、日本の貿易の影響は避けられず尚且つ、日本の対中国、対アメリカの態度を求められているように思います。イソップ物語のコウモリのような見方をされなければよいが、と思います。それにしてもトランプ大統領は何をしたいのか。アメリカの貿易赤字を減らしたいとのことですが、黒字のことは黙認して、特定の国の赤字を減らしたいと言っているように思います。関税をかけようとしていますが一体中国に何をさせたいのか私には分かりません。アメリカの巨大化した農産物を消費できるのは今や中国ぐらいなもので、日本にそれを求めてもたかがしれています。工業製品にしても対中国むけで黒字化しているのでは無いでしょうか。中国のアメリカ向け輸出は原材料、消費財が多いのでは無いでしょうか。まさか中国に対して、日本のように戦闘機やレーダーを買えとは言わないでしょうから。中国製品の量を減らしても他の国が増えるだけでアメリカが減った分を補えるとは限りません。単純に思うのはアメリカの赤字以上に農産物を買えと言うことでしょうか。もし仮にそういうことなら買ってあげれば良いと思います。そして余分な農産物を発展途上国に売ればよいと思います。先物取引の材料になると思います。石油の価格はアメリカの原油価格で決まります。アメリカはそういうアメリカ基準を世界に当てはめようとしているのかも知れません。アメリカの態度の一端が見えるように思います。今は中国がターゲットですが、昔は日本でした。いまも日本は標的です。一番を危うくする二番は叩くに限ります。ファーウェイの使用を制限しようとしていますが何故でしょうか。一番になりつつあるからでしょうか。5Gが問題でしょうか。情報が読まれる可能性があるからでしょうか。全てが問題でしょうか。アメリカ製品が私達の情報を採っているのは当たり前です。自分達は良いが他の人はダメなのでしょう。こういうことを想うとアメリカは自分基準を他人に押しつけ、世界基準にしようとしているように思います。そしてそれがままならないと個対個としていじめるようです。経済によるもの、条約によるもの、武器によるもの、などいじめるものは沢山有ります。国家間のイジメは容認されるものらしい。アメリカ大国に対し中国が出来ることは当面必要でも無い農産物の量を増やし、アメリカが売りたい工業製品を買うことだろうと思います。個人的にはファーウェイの株をアメリカは取得したいのか、とも思います。そういう金融資産を好むものがいるように思います。ファーウェイはある意味株の放出、増資などを行い世界にひらかれた資本市場に参入したほうが良いのかも知れません。自分の所一カ所で持っていると日本のようにいつまでもイジメの材料にされると思います。それにしてもソフトバンクの孫さんの先見の明は凄いと思います。少なくとも三十年先を読んでいるように思います。社長が偉いと次期社長は難しいと思いますが、三十年先の社長はだれになっている事でしょう。