対外的な議員の質

経財相の行動には疑問符が一杯です。コンビニエンスストアの24時間営業にいきなり乗り出し、各コンビニエンスストアに戸惑いを与え、北海道の電気発電システムの付け、東京電力の送電線の整備の肩代わりを日本全国の消費者に押しつけ、今度は私企業である日産とルノーの問題を政府の問題と考えるなどとのたまわる。この経済センスのなさ、日本はいつから社会主義国のようになってしまったのか。いかに安倍内閣が経済センス、行政センスが危ういかを露呈してしまったように思います。ロシアと戦争でもして北方領土問題を解決しようなどと言った議員と根本原因は同じかも知れません。若手議員が飲酒により自分を見失い、若者同士の会話のごとく元島民に持論をふっかける。東京の居酒屋での若者同士の会話なら許されていたかも知れませんが、元島民や関係者に話をふる内容では無いと思います。いかに現場を知らないか、知ろうとしていないか、自分の言い分ばかりを言い放つ。議員という立場がまるで判って居ず、あまつさえそれを良いことに自分の言い分を正当化さえしているように思います。この様な発言が国際社会にどの様に影響を及ぼすかを周りの人達はもっと真剣に考えるべきです。自民党は離職を求めるでは無く戒告の方向ですが、自国だけの問題では無いことを憂慮すべきです。韓国の議員が天皇陛下に対して言ったことに対しては問題視するのに、ロシアに対してはそれ程のことは無いと思っているのであれば、大変な間違いだと思います。日本が戦争を放棄し、外交を通して世界と向き合うという姿勢を疑わしいものだと思わせるに十分な発言でもあります。そこら辺の噺なら、酔っていたのだから、若者の勝ち気な発言とでも言い訳できるかも知れませんが、仮にも国会議員で有り、北方領土の視察において発言されたものであれば、重大な関心事として考えるのが当たり前だと思います。ロシアはそれ程でも無く、酔っ払いの若僧が勝手に言っている、と見ているかも知れませんが、反面良い駆け引きの材料を手に入れたように思います。このためにどれ程の駆け引きの後戻りを強いられるのか、外務省は頭を抱えているかも知れません。経済産業省の一人の走りをどうやって止めようかと職員は悩んでいるのかも知れません。適材適所は各議員が余計なことは言わず、行政府の職員の問答通りを答えてくれさえすれば良い大臣で有り、問題の無い議員であると言うことだと思います。議員の質の低下は否めませんが、外国に相対する議員だけでも優秀な人をあてていただきたいと思います。