消費税率引き上げ見直しに思う

選挙カーが走り回っています。街頭で候補者が旗を持っています。朝から頑張っています。しかし選挙が終われば誰も居なくなります。選挙制度も見直しが必要だと思います。誰もこの候補者が何をしているのか、何をしたのか知りません。誰もが選挙の時だけ頭を下げに来ることを知っています。選挙が終わればふんぞり返るか家に閉じこもるかです。地道な活動をしている議員もいます。忖度をする議員もいます。忖度を期待する有権者もいます。何処まで期待して良いのか判りませんが、忖度を期待して投票するのが投票です。後は議員になった者が出来ることと出来ないことを峻別することだと思います。消費税率引き上げに色々な意見があるとは思いますが、引き上げを見越してすでに行っている政策もあろうかと思います。税率を上げないという施策はあり得ません。野党は世論受けすることを狙ってかも知れませんが、税率を上げないという選択肢しか示していないように思います。単に借金の先送りのように思われます。与党は税金の無駄遣いのように思われます。議員個人が勝手に意見を述べる課題ではもう無くなっています。勝手に述べたとしたら議員の資質が疑われます。まあ忖度したのでしょう。経済音痴な安倍政権にあって、色々な選択肢のどれを使ったら良いのか迷っていると言うことでしょう。この先景気は悪くはなっても良くはなりません。アメリカと中国の貿易戦争が解決しない限りは。ヨーロッパ諸国の景気が良くならない限りは。中国は積極的に世界に向けて投資をしています。今はお金が余って投資先を探している状態ですが、下手をすれば全てがご破算になる可能性もあります。アメリカはご破算にする力が有ります。ヨーロッパ諸国と組んで世界大戦前の状況のようにならなければ良いと思います。杞憂かも知れませんが、まだ中国は内政的に充実した政治体制が整っているとは言いがたいと思います。アメリカを追い越せ追い抜けという昔日本が描いた構図を狙っているのかも知れませんが、そう簡単に資本主義社会を出し抜けるものではないと思います。資本主義経済は残念ながらお金持ちの経済力学優先だと思います。その経済の欠点を補う格好で社会保障制度があるのでは無いでしょうか。江戸時代に農民は生かさず殺さず等という言葉がありましたが、今は消費者に当てはまるのでは無いでしょうか。消費税を上げても上げなくても家計が苦しくなるのは同じです。今苦しむか先で苦しむかの違いだけです。もっと違った見方が日本人にはあったはずなのに、目先のことに拘泥しているように思います。経済界の人はいつからこの様におしゃべりになったのでしょうか。自分達の意見ばかりを押しつけているように思います。今まで恩恵を受けていた制度を今では邪魔者のように扱う。恐らく歳ばかりを取って歴史を忘れているのでは無いでしょうか。経済界の人にこそ教養を身につけて欲しい所です。資本主義経済のお金持ちの経済力学が働いているのでしょう。社会保障と言う観点から、自分の会社がどれ程の恩恵を日本の歴史制度から頂いているのか考えてみて欲しい所です。その上で世界経済に立ち向かうには変えていくべき点を改めるようにして欲しいものです。消費税率引き上げ見直しを言った国会議員のように、経済界の重鎮とも呼ばれかねない人が安易に発言を繰り返すのは軽鎮になるように思われます。