中東情勢

トランプ大統領オバマ元大統領の政策を否定することによって、自分の存在を示そうとしているのではないかとおもいます。自分独自の政策はまだ無いようにおもえます。シリア攻撃は思い切って決断したなと思いますが、これも前政権や他の国々の反対方向を営業マン流のサプライズで行っているのでは無いのか?とおもえてきます。ロシアと緊張関係を生むとは思っていなかったのでは無いのかと思います。ベトナム戦争での泥沼化が中東でも起こらなければ良いのにと思います。中東諸国でなぜ戦争が起こるのか考えたことがありますか?石油が有るから。イスラム世界の中心だから。西と東を結ぶ地域で往来が有るから。イスラエル国家が有るから。等々あると思いますが、人の心がすさむのは経済的理由が第一ではないのかと思います。日本に居て単純に考えると石油で儲かっているのでは無いのか?と思いたくなります。しかし、石油を掘るにしろ精製するにしろ先端技術が必要で、販売、レート等先進国の技術なしではやっていけないのも事実です。明治時代の日本のように開国と同時に先端技術を受け入れ経済の荒波にもまれ一見豊かになるも、精神はその事についてゆけない状態なのでは?とおもいます。一部の人間、企業は豊かになるも、底辺はその恩恵に預からない、そういう不満があるのではないのかとおもいます。先進国との経済、文化等の軋轢の中結局日本は戦争に進みました。資本主義経済とはそういうものだと言い切れれば良いのですが。私から見ればISは容認できませんが賛同する人々がいるのを思うと先進諸国文化とイスラム文化の軋轢をどうするのか、が今第一の問題だとおもいます。人間は技術的には進歩したかもしれませんが、精神的には相も変わらず同じ事をやっています。事は中東ばかりではなく、資本主義経済にいち早く乗れたものはその恩恵に預かり乗り遅れたものは不満をぶちまける。それを是正する方法を戦争という形で決着しょうとしているのでは、と思います。資本主義経済の功罪をもっとよく考えなくては。