文部科学省に思う

文部科学省はとうとう組織の体を成さなくなってきている様です。内部文書が色々出て来るのは真実が出て来ていると思われていますが、段々一貫性のない走り書き、思い込みの文章になりつつあるのではないのかとおもいます。交渉過程の文章が出て来るのは良いとしても、少し精査して出した方が良いのではないでしょうか。大臣ももう少しリーダーシップをとって、見つかった文章を全て明らかにするのではなく、何が大事かを判断すべきだと思います。自分の省を大切にするのは結構ですが、私には内部の鬱憤をはき出しているように思えます。その結果は内閣府批判が残りワダカマリが残るだけではないでしょうか。同じ国家公務を行う者として考えるべきだと思います。そのリーダーシップは大臣が考えるべきだと思います。今は文部科学省の方からの文言ばかりですが、内閣府の方にも何かあると何故考えないのでしょうか。人は時々図に乗ってやり過ぎることが有ります。後ろを少し顧みる所に来ているのでは、と思います。ところでなぜこの文書が出てきたのか不思議な気がします。メモ取り、本部に注進はいつものこととしても、わざわざ野党に持ち込まれたのは何か意図があったのでしょうか?事務方トップが辞めさせられましたが、彼はこの事には関係が無いように思います。この事に不満を持って誰かがリークしたのでしょうか。内閣府のことを出向者が裏付けもなく本部に注進したと怒っている様ですが、これは普通のことでこの人をやり玉に挙げるのは気の毒です。問題は文書ではなくそれを許可無く持ち出したもの、持ち出すように仕向けたものだと思います。確かに加計学園の問題は問題点が多く有ります。強引な国会運営も問題が有ります。それらの問題点と省庁間のいがみ合いは関係が無いようにするべきだと思います。与党を保守、野党を革新と呼ぶ事がありますが、内実は真反対のことが多く有ります。既成権利を楯に変革を良しとしない野党と公務員は一部似ている所がママ有ります。既得権益を犯されるとでも思ったのではないのかと、げすの勘ぐりをしてしまいます。安倍政権をヨイショする気は有りませんが、文部科学省はそろそろ自分の言い分を治め身を切る判断をした方が良いのではないでしょうか。長いものには巻かれろではないですが、結論が見えません。野党は頑張ってもらいたいと思いますが、加計さんばかりを追いかけるのはどうだろう、と思います。加計さんは個人です。問題は加計さんではなく、問題が生まれた過程にあると思います。その過程に安倍さん、内閣府が絡んでいるとし、打倒安倍政権となるのでしょうが、リークしたものは問題のある運営方針が第一では無いのかと思いたい。このまま行けばなんの改善策もなく冷飯を喰わされるだけに終わるのではないのかと思います。文部科学省の寛容な事務対応と内閣府の節度ある対応をお願いしたいと思います。それにしてもこの時期に憲法改正を高らかに吠えるとは政治感覚の無さ、国民感覚の無さ、を示していると思います。全く無神経と言わざるを得ない。