共謀罪について

野党の抵抗空しく共謀罪が成立しました。安倍内閣はこれで憲法改正ができなくなりました。こんな荒っぽい国会運営を行う与党に国の大事な憲法改正を任せられません。これから先憲法のみならず他の法律問題も苦戦することでしょう。自民党内でもどうか、と言っているときに良識の府と言っていた参議院議員はどうなったのでしょうか。もはやその存在意義を失うような行動を取るなんて。議長である公明党は議事進行より議会進行、議論戦より都民選挙戦を優先したのでしょうか。与党にあって自民党の良きアドバイザー、パートナーであったのが、表面を大事にしたのではないのかと思ってしまいます。その事は恐らく都民に知れ渡るでしょう。公明党にとってこの法律は、ある意味危ない関係、では無いかと思うのですが、自分で自分の首を絞めることにならなければ良いがなあ、と危惧します。都議選の自民党は果たして今回の暴挙に耐えられるでしょうか。ただでさえ小池新党に押されているというのに。維新の会は一体何をしたいのか、いまいち分かりません。自民党内に入りたいのかどうか。公明党の立ち位置に立ちたいのかどうか。昔の面影は今のところ見受けられません。単なる野党では無いということを示したいのかも知れませんが、やっていることは与党追随のように見えます。政治的には大きな政府を恐らく目指しているのだろうと思いますが、私は単純なスリムな政治を求めます。全ての行政機関を把握し管理権限を一本化しようとするような大統領制は好きではありません。大阪都構想にもその事が持ち込まれたのでは無いのか、と思ってしまいます。行政機関の現業部門は各区に丸投げして都民に対する基本的な所だけを管理するようにしたほうが、各市町村の権原を犯さず良かったのではないのかと思います。橋本さんは色々と苦労されたようですが、今は一地方の政党のようになってはいないのかと思います。この法律は国会を延長すれば成立する物だと思います。わざわざ紛糾させる必要は無かったと思います。加計学園の問題があるのでしょうが、じっと耐える忍耐強さが見たかったと思います。我慢ができないものは現状を悔いる時が来ることが多いものだと思います。