希望の党に思う

小池知事は剛胆ですね。彼女が党首になることは予想できても、民進党を取り込むのはまだ先だろうと思っていました。また前原議員も思いきったことをしたものだと思います。民進党の中で意見が二極に分かれることに忸怩たる思いがあったのだろうと予測します。これもまた大変な決断がいったろうと思います。保守とリベラル派しか無く中間を取り持つ人が少なかったからなのかな、と思います。日本は世界では女性の地位が低いとのことですが、小池さんなどをみるとそんなことはないと思います。財布のひもを握っているのは誰ですか、ということで地位を調べると日本は10位内に入るのではないのかと思ったりします。民進党希望の党ともう一つの党に分かれそうです。それがすっきりして良いのかも知れません。あと希望の党がやることは自民党からの入党を待つだけかも知れません。そうなると自民党過半数に足りなくなると思います。安倍さんは希望の党民進党の改革変化の導火線に火を付けた格好になりました。黙っていればバラバラの状態をわざわざ大きく分割してしまいました。最初の目論見とは大きく違ってきているようです。大敗したら公明党はどう出るのでしょう、少し興味がわきます。選挙には地盤、看板、カバン、3バンがいるそうです。小池さんには自民党での地位、都知事という看板、民進党から将来入ってくる資金が有りますが、地盤はどうでしょうか。残念ながら私は小池さんが本来どこ出身か知りません。党首として国政選挙に出てくるのが筋だと盛んに自民党ははやし立てていますが、今出てきて勝っても負けても恐らく次はないと思います。出れば全力を挙げて落としにかかるであろうし、上がれば短い間隔で解散を仕掛けるのではないかと思います。地盤がしっかりしている人はいつ解散をしても問題はありませんが、ふらふらしている人はその都度他のバンに頼らざるを得ません。小池さんは東京でしっかりした地盤を築いているでしょうか。私はそうは思いません。都知事としての仕事をしっかりこなし、次の知事候補を見つけることが地盤を盤石にするものと思います。小池さんが理念を共有出来る人を公認すると言うのは、自民党内の反安倍勢力までも巻き込もうという考えと思います。過半数を取るには難しいと思いますが、明らかに第二党になると思います。自民党を保守、野党を革新と呼ぶことに私は少し抵抗が有ります。その由来がどこにあるのか知りませんが、字から判断するのと実際やっていることが真逆のような気がしてなりません。安倍さんは既成を取り払う、憲法改正を唱え革新的なことをやろうとしているように見えます。一方野党は護憲、安保改正反対と守りのイメージが有ります。社会党共産党系の人達は何かを改正するのが嫌いなのかな、と思う事もあります。反対は結構ですが、それに対抗するような代替案が示されないのが残念です。憲法改正、安保改正、現実を直視すれば何らかの法整備をしてしかるべきだと思います。現実ばかりを唱え、理想世界を描かない意見はもっとダメかも知れませんが。ところで社会党は昔の面影はありませんが、共産党は頑張っていると思います。民進党との共闘を模索し、安倍政権を打倒しようとの意気込みはすごいものがあると思います。民進党から裏切られたためか対立候補を立てるようですが、一時の感情に左右されるのは得策ではないと思います。それより地道に勝てる選挙を戦った方がよいと思います。野党系の票の受け皿が今は共産党に向いていると思うからです。豊富な資金力で全国に候補者を立てるのも結構ですが、それよりもしっかりとした戦いを見せてもらいたいと思います。50年前に比べればずいぶんと変ったと思います。今更中国やソ連の社会体制をモデルにするとは言わないでしょうから、日本風の共産党をアッピールして欲しいと思います。それにしても男子はどうしたのでしょう。知恵とOOはいるとき使えと女性である母がいっていましたが、男子ももう少し頑張ってください。