国葬にする大義

憲法改正のための国民投票制を模索している自民党だが、岸田内閣の国葬問題に対する態度を見る限り、憲法改正は進まないと思う。首相が国葬との賜ったことを国会議員は止めるどころか、審議する事さえできない。こういう議会制民主主義に違反する行為を堂々とやっていける国会は早々に解散させるに限る。野党も旧統一教会がらみからか何も言わない、行動しない。平時は宗教と政治は分離すべきだと表面を繕うだけで、内実はべったりがあからさまになった。別に宗教を政治から無理やり引き離すことは無いと思うが、政治家のなんでもアリはいい加減うんざりして来た。国葬問題は野党側が内閣不信任案を提出するに相応しい問題提起だと思います。これは日本国の個々の問題と言うよりも民主主義、法治国家としての在り方の問題と思う。韓国に対して、法治国家たれ、というのが日本人の思いだと推量しますが、国葬を一国民である首相の一声でまかり通るならば、将来に対して不安を感じざるを得ない。残るは野党の不信任案提出か、安倍家には申し訳ないが、安倍家の辞退しかない。いかほどの国民の税金を使って、いかほどの哀悼の念を醸し出すのか、疑わしい。何故自民党葬、内閣葬ではだめなのか。ひとえに岸田内閣が国民の民意を利用することにのみ長けていると言わざるを得ない。コロナに関しても、未だに旧来の対策にかまけている。何も勉強していない。ワクチンを打たないよりまし、という現状を踏襲しているに過ぎない。今コロナに罹っている人達は少なくとも二回以上の人達ではないのか。専門家からもワクチンを打っている人も、コロナに罹った事がある人もBA5には免疫が効かない、という指摘を受けているようだ。病院のひっ迫も取りざたされているが、まだこの問題を解決できないでいる。野党が何故切り込まないのか。こういう風だから野党の足元を見られているように感じます。目の付け所が悪すぎます。他人事と構えすぎています。安倍元首相の死の痛みを追悼するならば、しめやかに競技場などでの参列形式にすればよいように思います。長々と弔辞を述べるだけの開催に私はついていけない。これは私だけの問題ではある。問題は国葬にする意義です。法律的な根拠も含めての大義です。疑問を感じます。