共謀罪について

共謀罪については皆さん大臣の答弁に納得していないと思います。法務大臣としての資質に欠けているといわれても仕方が無いと思います。共謀罪の根幹は一体何で有ろうか、と考えてみるに、外国でのテロを念頭に置いているのは間違いの無い所だと思います。先進諸国間での共通認識を同じくするのが第一だと思います。それにしてもこの法律は十把一絡げのように思います。余りにも適用範囲が広く、と言うより内容がしっかり固まっていないので全ての犯罪に当てはまる可能性が有ります。見方は変わりますが、自衛隊法をかんがえますと、自衛隊専守防衛を宗としています。こちらから最初には攻撃をしないという意味かと思いますが、共謀罪についてもこの専守防衛の精神が必要では無いのか、と私は思います。まづ組織犯罪行為ありき、という事では無く一定要件が揃った時点で共謀罪が適用されるものとするべきだと思います。共謀罪の細則にばかり注目して、根幹、哲学的な思考がなされていないように思います。共謀罪の運用に当たってもどこの部署が担当するのかも明らかでは無い。通常の警察当局とは違うアメリカ風にいえばFBIの様な組織、少なくとも全県にまたがる組織運営が必要だと思うのですが、そういう噺も聞こえてこない。国会運営が随分と荒っぽくなってきているようです。安倍さんはすこしセッカチなようですね。共謀罪については、慎重になるべきで、学者、専門家で法律の原資を決め、その適用範囲、運営組織についても最しっかり創る必要があると思います。このような立法化をする国会では憲法改正など危なかっしくて任せられないと誰もが思うことでしょう。