コロナに思う13

コロナのために医療体制が崩壊の危機にあります、と報道されています。病院関係は精神的、物質的に苦しい状況に在ります。政府機関はその為にどれほどの助成をしているのでしょう。コロナ軽症の人が宿泊施設で亡くなりました。その経過観察を見るに素人の私には理解出来ない事柄が報道されています。その日の体調を示す数値が再検査レベルにあるにもかかわらず、本人の意識が大丈夫との情報でそのままになりました。午後3時の時点で連絡がとれない状態です。午後8時に意識不明の状態で発見されました。神奈川県知事は謝罪しました。午後3時に連絡確認ができない時点で、何故本人確認に行かなかったのだろうか。何故午後8時までほおっておいたのだろうか。コロナ下でなければ、恐らく問題になっていたのではないでしょうか。この時看護師はこの宿泊施設にいたのだろうか。他の患者に電話を掛ける事だけで、手いっぱいになってはいなかっただろうか。看護師はいろいろな場面設定に対し教育を受けていたのだろうか。マニュアルはあったのだろうか。その当事者の看護師を責めることはできない状態なのかもしれません。しかし、こういう患者振り分けを行っている行政機関は責められるべきではないでしょうか。コロナウイルスを伝染病として扱い、保健所のみがその対応を行えるようにしている現状。病院施設に感染者全員が入れるはずもなく、宿泊施設に当然回すことが余儀なくされる現状。これらの事が予想されていたにもかかわらず、保健所に対し適切な業務分担、人員配置、応援をやってきただろうか。疑問に思います。患者が増えてきてから、病院にコロナ感染者のベッドを確保してもらうように要請するという態度は、何処か間が抜けていないだろうか。現場の事を知らない、もっと悪いことに知ろうとしない政治家が多すぎます。まとっている自分の権力に、知らず知らず酔ってきているのに気付いていない。一介の議員に過ぎないものが、大臣と言う肩書を手に入れて本人は謙虚に振る舞っているつもり、回りはおだててやっているのをわざと気づかせず、本人は何時の間にかこれが当たり前のことと思いだす。その内謙虚さが無知に変わる。まさしく裸の王様に成り果て、官僚に良いように使われている。自衛隊を安易にコロナ病院に派遣することを良しとしない議員が居ましたが、何か勘違いをしていないだろうか。自衛隊とは国防をすることだけが任務のように思っていないだろうか。台風、雪害対応はボランティアのように思っていないだろうか。自衛隊は緊急事態対応をする為の組織だと私は思います。国防だけをして事足れり、と思っているのであれば、自衛隊とは別に国民救助隊なる組織を作らなければなりません。むしろそうした方が良いのかも知れません。自衛隊が国民救助をしなくなれば、沖縄尖閣諸島に紛争が起きた時でも自衛隊の役目だから、と仕事分担意識が出て感謝の気持ちはないだろう。この仕事分担意識が公務員に蔓延していないだろうか。自分の領分以外には口を出さない。また出させない。知っていても余計なことは言わない、教えない。お人よしは馬鹿を見て当然だ。トップの人間が全てを知っているはずもない事を、トップになる前の者は知っていたが、トップになったとたん数人の意見を聞くだけで、何時しか全てを掌握した気分になってしまう。驕りとは恐ろしいものです。GO TOトラベルの移動、宿泊だけでは感染しないと思います。GO TOイートを使っての食事は今までの飢餓状態を満足させるためか感染拡大を招いたのかも知れません。感染者が増えても驚きませんが、病院関係者にとっては脅威になるでしょう。人は持ちつ持たれつだと思います。情けは人の為ならずだと思います。困っているときはお互い様だと思います。病院関係者の負担を少しでも軽くするために自分にできる事だけでもやりましょう。