タンカー攻撃に思う

ホルムズ海峡でタンカーが攻撃されました。船は狙って攻撃されたのでしょうか。都合良く?日本の船に当たったのでしょうか。またそれを米国の偵察機が見ていたのでしょうか。こういう場面は日本海であったレーダー照射問題を思い起こさせます。韓国軍の船と北朝鮮の船とが同時に居る場面で、日本の哨戒機が通りかかり、攻撃用レーダーを照射された事件の場面設定にどこか似ているように私には感じられました。日本のタンカーと怪しいボート、それを写す偵察機。タンカーは幸いにも穴が開いた程度で大事には至らなかったようです。この事件には色々な思惑が絡んでいるように思います。そしてむしろストーリー性があるようにさえ感じます。タンカーは日本の所有ですが、パナマ船籍であり、日本の国旗を掲げていなかったようなので、第一義的には日本の船と断定して攻撃したのか疑問です。ただ調べればすぐに分かる程度の問題だと思います。日本船籍の船ならば、ひらがなで船名を書くそうです。船員が言っているように飛来物での攻撃ならば船の胴体の穴は何だろう。時間のズレが関係してくるのかも知れません。船が攻撃を受け、消火活動、避難、脱出などの後に穴が開けられたのかも知れません。攻撃された船は当然緊急避難の信号を発したと思います。そして誰も居なくなった船にボートが近づいたものと思います。映像で見ると5~6人、ボートは小さいように見えます。どこからきたのでしょうか。近くの船からでしょうか。攻撃の時間差、ボートでの行為を考えると近くに母船がいたように思います。米軍の偵察機はその母船を写していないでしょうか。色々と勝手に推理してドラマ仕立てのように考えるのも興味をそそられます。多少不謹慎ですが。イランが攻撃した、とするには余りにも短絡的過ぎるように思います。米国との対話に賛成にしろ反対にしろ。日本の船と分かっていたのならば、過激派組織の売名行為のようにも思われます。米軍は恐らく一部始終を撮影していたのでは無いのかと推察します。日本はアメリカなどのイランが攻撃したと断定する勢力に同調してはいけないと思います。日本が専守防衛を標榜する限り決して武力攻撃に対し武力行使を行ってはいけないと思います。一寸の虫にも五分の魂では有りませんが、何らかの言い分が有る限りそれを聞くのが専守防衛だと私は思います。西洋的な考えで武力で対抗するのは日本を危うくするものと思います。太陽と北風のような見方が必要だと思います。それで失敗した韓国との関係も有りますが、基本は貫くべきだと思います。幸いにも船員に怪我が無くて良かったと思います。この事件を良い方向に持って行くのも悪い方向に持って行くのも心一つだと思います。平和な解決を望みます。