加計学園の問題は内閣府が他の行政機関に忖度を要請した、ようなもののように感じられます。内閣府と他の行政機関との軋轢が色々な問題を引き起こしているように思われます。行政が歪められたと言っていますが、いつものことと思います。それはそれとして、文部科学省の内部文書が野党に持ち込まれたのは、最悪のケースです。事務人の行いとしては一番最後の手段を使ってしまった感があります。これはやめた事務次官が使うならまだしも内部リークは頂けません。おそらく内閣と行政機関の険悪化は避けられないと思います。事務人が最もやってはいけない事は外部に内部のことをばらすことだと思います。それは正しい事かもしれませんが、それをやられたら組織はバラバラになります。ではどうすればよかったか？覚悟をもって直訴するしか無い、と思います。もしそれ程の人材を切る組織であれば先が見えていると思います。内閣が犯人捜しの様な事をやり始めている様ですが、真の犯人を見つけるのなら良いのですが、都合の良い犯人をやり玉に挙げはしないか心配です。もうここまで来たら犯人が例え身内であってもけじめはつけるべきです。事務人は組織の内部の事情を一番知っているものです。そのものが内部解決の前に漏洩させたら終わりです。そう仕向けたものも同罪です。同じく技術人がやってはいけないことは事実を曲げることです。例え気に入らない事実でも受け入れなければなりません。事実を受け入れることから物事が始ります。どこかの企業のようにごまかしてはいけません。営業人がやってはいけないことは、嘘をつくことです。営業マンは口がうまいと思われていますが、上手いのと欺すことは違います。信用有ってこその営業だと思います。それにしても安倍さんを心配した人が言った通りのことが今起こっています。集まってくる人が偏っている、その人達に回される傾向があると。どこかでしっかりとしたケジメを示さなければジリ貧になりそうです。世間的には真実を明らかにすることが最も重要なことかもしれませんが、組織では真実を明らかにすることよりも誰が漏らしたかのほうが最重要課題になってしまったようです。残念ながらそういうものだと、私は思います。世間の常識とはズレますが。安倍政権には後押しをしてくれるいい人達がいますが、苦言を呈するひとがあまり居ないようです。泣かないでも良いですから、馬謖を斬ってもらいたいと思います。
