福島帰宅者

福島原発事故で非難していた人達が帰宅できるようになりました。全ての地域で可能かどうか私には分かりませんが、一歩ずつ進んでいるようで良かったと思います。NHKの番組を見てそう思いました。若者は帰宅を躊躇しているのではないかとおもいます。除染をしたとは言えまだ未知数の要素があり、子供を持つ家庭では難しいと思います。また仕事の問題もあり、おいそれとは決断できないと思います。その中で年を取った方が福島に帰られたのは勇気ある行動だと思います。ふるさとは遠きにありて思うもの、ではありませんが、古里を大事にしてほしいと思います。生まれ育った所だけが古里ではありませんが、故郷がどこかしら有るというのは良いものです。広島長崎の原爆跡も焼け野原で、救助活動に最初に入った人達は放射能の影響があったみたいです。しかし現在は見てのとおり完全に復活しています。ですから福島もいつの日にか元通りになることを願ってやみません。人が集まれば何かしらの仕事は生まれるものです。私はいつの日か、の為に大規模農業漁業地域社会を見据えたらどうかと思います。戦争で焼け野原となった地域はその後再整備され都市交通の便がある意味良くなり、そうでないところは昔の面影が残ってはいるが、道路の整備がはかどっていない、ようにみうけられます。数年先ではなく、数十年先をみて人々が戻ってきた後の絵を描いて欲しいと思います。その先駆けのような帰宅者を見守りたいと思います。福島からの避難者にいわれのない中傷が浴びせられるのは痛ましいことです。人は差別をします。しかしそれは当たり前のことと思います。被爆者のみならず、被爆2世においてもそういう傾向があります。恐らく福島においてもそういうことが今後起きないとは言い切れません。私は自覚することがまず大事で、次に差別とは、をしっかり自分の中に規範作りしておくことが大事だと思います。東北地震で被害を受けた地方の方々も数十年先をみてほしいと思います。地球温暖化で植物の生育環境が変わってきています。植林をして酸素を売ったり数十年後の植生図を考えたり、色々な養殖業を考えたりと。ピンチをチャンスに変えて欲しいと思います。