東京都議会選挙に思う

自民党が負けました。東京の自民党本部は意気消沈して、国会議員に恨み節を言いたいようです。しかし私は単に4年間失業するだけだと思います。国会議員の失言、国会運営に左右されたのは確かですが、地方自治体の選挙はやはり各個人の人柄による所が大きいと思います。選挙で落ちた人は自分の不甲斐なさをまず反省するべきです。それから落選はたいしたことは無いと前向きに考えるべきだと思います。一人一人が地元に密着して活動すれば、そして首都東京を意識すれば勝てます。都民ファーストはまだ海のものとも山のものともつかぬものです。2回生になるのが最も難しくそこを十分理解すれば大丈夫でしょうけれど、チルドレンと呼ばれる人たちが民進党自民党でも問題を起こしています。選挙で落ちたことの無い人は一喜一憂せず目先のことにあまり拘泥しない方が良いと思います。今は大局が見えないかも知れませんが、都民ファーストが言っていることはまだ市会議員レベルだと思います。個人が信用を勝ち取り政策が受け入れられた訳ではないと思います。今回は小池さんの一人勝ちでは無いかと思います。小池さんの求心力が台風の目のように東京都全体に広がった結果だと思います。これから先小池さんが常に都民の賛同を得る政策をすることは無理で、意見の分かれる議題に対処するとき、議員の判断力が問われます。今回議員になられた方には専門職のかたがおられる、素人ばかりでは無い、ということを聞きますが、私は事務員を雇うのなら構わないが、皮肉を言えば議員を雇うのなら構わないが、専門素人はどうでもよく何に問題意識をもちどう解決するのかが大事だと思います。新人議員は未知数です。自分の存在をしっかり創ってほしいと思います。それと投票率はやはり50%を超えるように工夫をして欲しいと思います。投票率の低さが政党勢力に悪影響を及ぼしていると思います。選挙に行った人の意思は今回現れましたが、行かなかった人たちが今回の結果を喜んでいるのかは分かりません。行かなかった人たちの愚痴は聞かないで良いと思うのなら、驕りと受け取られるでしょう。ところで国会では野党が勢いが良いように思いますが、果たしてみたまんまで良いでしょうか。都民ファースト自民党に勝ったのは間違いがありませんが、野党が勝ったのでしょうか。共産党は勝ちました。他の政党は?都民ファーストが野党の仲間だと思っているのなら間違いだと私は思います。小池さんは自民党と対峙したいわけでは無いと思います。公明党よろしく都民ファーストもそのような立ち位置を望んでいるのではないのかと思います。自民党国会議員が右往左往したり、反対意見を述べるのに後が怖いからと愚痴を言うのは品格を疑われます。そして民進党こそがもっと謙虚になるべきだと思います。離党者を出したこと、新党にのまれたこと。国と地方は違いますが国会で空回りをしないことを期待します。文部科学省からの問題がまだまだ出そうですが、そろそろネタバレしそうです。週刊誌はここぞとばかり自民党を叩いているようですが、情報源をしっかりと守って欲しいと思います。お互いの報復合戦だけはやめてもらいたいと思います。