人事課長鬼塚

私は時々昔買った漫画を見ます。会社を題材にした本には島耕作シリーズが有名ですが、その他人事課長鬼塚を見ます。あまり知られていないと思いますが、読んでいてこういう人がいたらと思わされます。名字のように鬼のように思われている人事課長が若手社員を切ったり、陰で支えたりする漫画です。実際の会社ではなかなか難しい場面も有りますが、少なくともこういう人がいたら会社は大丈夫だろうなと思います。会社の中で上手く立ち回る者、上司の派閥にへつらう者、部下に仕事を丸投げして手柄を自分にする者、等会社の中に見受けられる色々な人を描いています。これは漫画ですが実際も同じような事があると思います。ただ解決方法が鬼塚のようにはうまく行きませんが。しかし会社人は自分が上司になったら、という場面場面が実際問題として必ずあると思います。嫌なこと、良かったこと、感動したことなど。それらのことを心の中にとどめ会社発展に役立てれば、と思います。欧米諸国なみに個人主義を尊重するあまり、権利ばかりが目立つように思います。当然そこには義務があるのですがその事はあまり語られないように思います。日本にはISの様な過激な思想はないと思っていますか?私はまだまだ日本の古い慣習と近年の主義主張が対立していると思います。どちらが良い悪いの問題ではありません。美徳であるはずの思いやりですら、やり過ぎれば忖度斟酌になるし、個人主義はそのまま利己主義と置き換えられそうです。IS問題も人殺し集団と片付けてしまうのは簡単ですがイスラム世界と欧米文化の問題は先の日本の大戦を何故起こしたのか、という問題を再提起させます。日本は負けました。それで戦前の全てが何の検証も無く否定されるべきでは無いと思います。昔のことを今の倫理観で判断することは誤りを犯す事になりかねません。忘れ去り今が良ければいいと言うことは、すべてを昔に引きずり込みます。国粋主義北朝鮮問題、アメリカ第一主義、一帯一路、それらは八紘一宇に。根本的な問題は簡単には解決できませんが、考え哲学することが大切だと思います。