ある会社の記事を見て思う事

外国人労働者に対して不法労働をしたとして、発注会社がその孫下請け会社との取引を解約した、との記事を読みました。その親会社が取った行動は迅速、かつ適切なもので企業としては当然で有り法律違反は是正されるべきものです。その記事を見つけた社員は優秀であり、その後の対応も一般企業としては妥当な判断だと思われます。恐らくこれらの対応は市民の共感を得、非の打ち所のない対処の方法であると思われます。親会社が取ったこれらの行動が間違いないと言うことを言っておきます。私は一寸変わっているので少し違う見方をしてみます。親会社としては自分が発注したモノに対して気を遣うのは当然で、品物そのものはもちろん企業イメージを損なう行為も対象にします。その点において孫会社は契約解除になったのはやむを得ないものだと思います。しかしうがった見方をすれば、トカゲのしっぽ切りのようにも見えます。あえて悪口の想像をしてみると、私は何も知りませんでした、違反をしたのは発注先の孫請けです、当方の知るところとなった限りは契約を解除しました、今後は孫請けであろうと目を光らせます。自分の所の風評被害を最小限に抑えようと最大限の発言のように思います。親会社に対して悪口を言うつもりはありませんが、果たしてその孫請け会社はどの程度の違反をしたのだろう。長時間労働、劣悪環境下、賃金の未払い、低賃金、など考えられますが、私の不勉強で分かりません。何が言いたいのか、親会社が取った行動の中でふと思ったのは、契約を解除しました、としたことです。ついついその孫会社について思ってしまいます。恐らく潰れるだろう、と。そしてその会社を紹介した会社も危ないのではないか、と。言うに筋違いでしょうが、親会社はその事まで考えていたのだろうか。時にメディアは残酷な仕打ちをします。真実の報道と称してその場限りの、流れに載せたことを求めます。事実よりも真実の報道を求め不都合な真実は例外にしかなりません。勿論その孫請け会社が法律違反をし、労働者を酷使為ていたかも知れません。判らないことを述べても仕方がありませんが、これで、一件落着、と思って欲しくはありません。あなたがその孫請け会社の従業員だったら、外国人労働者がすすんで協力していたら、どうでしょうか。ドラマではありませんが転落人生が思われます。親会社は当然のことをしました。しかしこの当然のことをしました、と言う態度にもう少し何かしらの暖かみを加えてほしいと思います。今般世間的には当然のことをし、当然のことを要求する、何が悪いのですか。となるかも知れませんが、それでは世の中がギスギスするように思います。1+1=2です。しかし人の世では1+1=∞になり得ます。自分に少し余裕があるなら、その余裕を使って見ましょう。その余裕は増しこそすれ、無くなりません。袖すり合うも多生の縁と言います、悪縁もあると思いますがそこでどうするかが問題であって、単に切り捨てるのは次の悪縁が待ち受けているだけだと思います。