鉄道について思う事

鉄道会社は昔は日本の物流業の基幹産業でした。国鉄と呼ばれた時代は労働組合が強くて社会党の基盤でもありました。時代とともに過剰人員削減、効率化、などから分割民営化が進められ労働組合も弱くなり、社会党も今や無くなろうとしています。民営化により収支が改善しましたが同時に必要なものもなくなりつつあります。強すぎる労働組合に懲りたのか管理運営に余裕がなくなり、統一的なマニュアル化が見受けられます。先の新幹線問題も管理する上司の判断待ちの要素があると思います。また雪による電車の停車などもそうではないかと思います。大雪が降るとゆう予報にもかかわらず何も対策を取っていいなかった事です。思いますに、現場の人間は大雪のための対策を頭の中に描いていたと思います。除雪のための列車、道具、人員配置などベテランになれば経験値から想像するに簡単であったと予想します。またそうでなければいけないと思います。では何故そうしたことをしなかったのか。恐らく上司の指示待ち、だったのではないのかと思います。下からの意見を聞かない、取り上げない、上からの命令は例え不都合でも強制される状態が続けば、何も言わない状態が恒常的になり管理する方からすれば好都合、される方からすれば諦めの感が漂っていたのではないかと思います。事務人的に管理の一本化に重きを置きすぎた結果だろうと思います。どうすれば良かったのか。単純に現場の者に、この雪はどうだろうか、と聞けばよかった、と思います。また無駄は承知で準備作業をしていれば取りかかりが早かったのではないかと思います。また車内の乗客の避難対策にしても、してはいけないマニュアルはあっても、するべきマニュアルはないのが通常だと思いますが、案の上マニュアル対策がない、上司が判断が出来ないまま数時間閉じ込められたままになりました。列車運行を優先させ、状況を把握しないまま走らせた結果がここにも現れていると思います。会社は対策として機械による状況把握をしようとしていますが、それも大事ですが、まずは現場作業員の意見を聞くとゆうことをやるべきではないのかと思います。定時走行は基本ですがそれが数分遅れて文句をつけるのは都会の数人ではないのか、その数人の文句がいやで遅らされないとでも思っているように感じられます。電車内で出産の報道が有りましたが、電車は遅れましたが文句を言った人がいたのだろうか。突然の出来事、また予防のための対策に対して文句を付ける人はいないと思います。価値判断の基準作りをしっかりするべきだと思います。鉄道会社は列車運行を見直していますが、赤字だと言うことだけで判断して欲しくありません。勿論企業である限りは利益追求が優先されますが、昨今の観光ブームによりなにが幸をなすか分かりません。輸送手段が鉄道から車に換わり、トラックが主流ですが、今トラック業界が悲鳴を上げています。私は鉄道が今一度躍進をする時ではないかと思います。都市の近くに操車場を設け長距離移動を引き受けるべきだと思います。鉄道は道路と同じく人で言えば血道ではないかと思います。滞留すること無く幸せを運ぶことを期待します。