頑張れ平昌オリンピック


もうすぐ平昌オリンピックです。選手の皆さんに頑張ってもらいたいと思います。この前TVを見ていると高梨沙羅選手が出ていました。今季は優勝もなく、何か迷っている様子が窺えました。期待されるというプレッシャーからか、自信を持てない自分に全てが覆い被さっているように見受けられました。金メダルを取った吉田選手からアドバイスを貰っていました。納得することも多かったとおもいますが、全てを払拭するまでには至らなかったのではないかと危惧しています。先のオリンピックでメダルを取れなかったことが尾を引いているのかも知れません。他人より優れたものを持つものは、それだけ他人より苦しまなければならないようです。時間は限られていますが何かきっかけをつかんで欲しいと思います。私が言うのも何ですが、高梨選手自身が言った、昔は鳥のように飛びたいと思って飛んでいた、この事を素直に実行すれば良いのではないのかと思います。競技は一人でやるものと、相手があるものが有ります。相手がある競技は相手に勝ちさえすれば勝ち残れます。一人でやる競技は相手に勝つことと、記録を作ることの二つが伴います。二人対でやるレスリングやサッカーは相手を負かすことで勝ち残れます。記録的には連勝記録、得点王などがありますが、それは後から付いてくるものだと思います。一人でやる競技も相手合っての競争ですが基本1人試合です。相手に勝ちさえすれば勝ちです。もう一つ、記録を残せば勝ちとなる競技も有ります。走り幅跳びなど陸上競技は二面性を持っています。高梨選手は優勝回数を記録しつづけています。それはある意味相手がある競技の勝ちです。それとは別に目標記録にこだわる勝ち、100メートル以上飛べば勝ちに繋がる、というものがあると思います。100メートル以上飛べなければ負ける、次に繋がらない、とどこかでK点を見ているのではないかと思ってしまいます。人は9秒台で走れます。8秒台もあり得るかも知れませんが、5秒台はあり得ません。100メートルは飛べます。120メートルもあり得ます。しかし150メートルは危険です。いつの間にか100メートル以上を目標記録にしてしまっているのではないのかと思います。今季優勝を重ね、世界記録をも塗り替えている小平選手が言っていましたが、相手を過度に意識するとか、記録を破るとか、色々なものは払拭して自分の滑りに徹する、ということをやって来たら自然と結果が付いてきている、と言葉は違っていますが、記憶に残っています。高梨選手も100メートル以上にK点にこだわることなく自分の欲望のまま、鳥のように飛びたつことを夢見て飛べたらいいなあ、と思います。恐らくオリンピック関係者、報道関係者が高梨選手の迷いに気づき、吉田選手との対談を企画したものと思います。何か得るものがあったと思いますが、完全には吹っ切れていないように見受けられました。卑近な例ですが受験勉強で偏差値を意識して、ここまでやれば合格ライン、出来なければ落ちるとか予想は出来ますが、いつの間にかその点数に縛られている自分になってしまっています。しかしそれにこだわらずやれることを精一杯やる者の方が通常の偏差値は低くても受かる場合が多いと思います。こういう迷っている人に、琴線に触れる言葉を掛けられれば良いのにと思います。私などは言えば批判愚痴が先に来ますが、なるべく相手を思いやった言葉を掛けられれば良いと思います。高梨選手頑張ってください。