森友学園問題に思う2

森友学園問題が盛んに報道されています。籠池さんがどうのこうのというより今では財務省の改ざん問題が重要になりました。しかし籠池さんはそもそもどうやってあの土地のことを知ったのでしょう。どこからか何らかの知識を得たものと思いますが、普通考えると、自分に用意できるお金が1億数千万円で相場が9億円では初めから話にならないことぐらい籠池さん自体十分に解っていたはずです。いくら手練手管を使ったとしても無理難題な事のように私なら思います。地方議員、国会議員、首相夫人などあらゆる権力者に話を持ちかけコネを作ろうとしたことが伺えます。一体どんな指南役がいたのだろうと思います。持ち前の営業マン的な性格をフルに発揮して行動し、やり抜いたバイタリティーはすごいものがあると思います。ただ浮かれすぎて墓穴を掘った感がありますが、9分9厘うまくいっていたように思います。公務員の自尊心を上手くくすぐり、弱いところを突いて話をこれ程うまくもっていけるのでしょうか。ある意味私には天才のように思えます。勿論詐欺は違法です。佐川さんが一番の悪者になっています。しかし彼は途中からこの話を引き継いだようです。国会に呼ばれ答弁した最初の頃は、書き換え後の資料しか知らないように見えます。これは安倍首相にもいえるのでは無いかと思います。質問に対して大胆にも、関係していたら止める、と言い切ったのは一番最初の資料を読んでいなかったと思われるからです。この時恐らく原資料を知っていた誰かが、改ざんを指示したものと時系列的には思います。財務省の誰かでしょう。公務員は後ろ指を指されるのを一番嫌います。しかしこの改ざんは明らかに犯罪です。自分で自分の首を絞め、死に至らしめる行為です。余程慌てたようで、冷静に考えれば不必要な所まで削っているようです。そして慌てて削った様子が伺え、他の省庁に原資料がもう行き渡っているのを忘れている程です。この時期が書き換え時期かと想像されます。一連の話の流れから佐川さんは途中からこの話を引き受けたのでは無いのか、と思います。国会で正直に話さなかった事は仕方が無いとしても、嘘は付いていないように推測します。答弁した時点では。公務員は正直な人が多いと思います。二つの矛盾する事柄を同時に抱え込んでいることが出来ない人が多いと思います。悲惨なことですが、近畿財務局の方が亡くなりました。何らかの不都合なことが起きると、下の者が犠牲になります。上のものは二律背反する事柄を強権と問題転嫁によって自己肯定、保身に持ち込むすべを知っています。佐川さんは最初から鴨池さんとの交渉をしたわけでは無いようです。最初が誰であったのか。初まりが誰であったのか。国会の一大事とは別に知りたいものです。確実に映画になります。作家は資料集めに奔走し、国会議員の一挙手一投足を凝視しているのではないでしょうか。最終的には誰が一番得をしたのでしょうか。財務省は踊らされ、官邸は失墜し、国民は不信感を抱きました。籠池さんは取調中です。野党は相変わらず変なところをつついています。打倒安倍首相は良いとしても、誰も次の候補に名前が挙がりません。野党は論外です。この物語は面白いとしても、なかなか決着が付きそうも無く、いつまでもくすぶり続けるように思います。誰が描いたシナリオか知りたいものです。文部省が講演内容を問い合わせした事例がありました。この行動が公務員の反応を明示していると思います。議員から問い合わせされると忖度、斟酌を越えて、今では、おもねり、へつらい、悪い意味での太鼓持ちに成り下がるようです。太鼓持ちには太鼓持ちの気丈があると思いますが、財務省、文部省はそれさえも無くしてしまったように思います。大変なことをしでかしたとの自覚はあるのでしょうか。中国の不正、賄賂を撲滅すると習近平さんが頑張っています。そのためか独裁政治に走っているようです。日本にも色々な影響を及ぼしているようです。