学生の就職活動時期に思う2

新卒者の就職活動を考えるなら大学の入学時期を考えるべきだと思います。私は入学時期を4月と10月に分けた方が良いのでは無いかと思います。大学の講義は教養課程と専門課程が有りますが、教養課程は大講堂に大人数を集めて一括講義を行い、手数を省いている感が有ります。優秀な学生はそこでも勉強するのでしょうが、私などはただ単位を取るだけの講義になりがちで、面白くもなんともありませんでした。多くの大学が1,2年生の時に教養課程が設定されていると思いますが、その課程はほどほどにして、もっと専門課程に早くから接するようにしてもらいたいと思います。そして大学を4年間過ごさなければ卒業出来ないとするのではなく、必要な単位を修得すればいつでも卒業出来、学士の認定が出来るようにすれば学生ものんびりとキャンパスライフを送るのでは無く、社会に出て行く機会が増えるのでは無いでしょうか。ゼミなども4年生の1年間を丸々通さなければいけないとするのではなく、卒論が通れば終わりとすればもっと有意義に学生生活が送れるのでは無いでしょうか。諸外国の入学時期が9月のようです。日本もそれに変えようとの話がありますが、あまり賛成できません。小学校から変えて行かなければならないように思います。それよりも2学期入学生の方が良いように思います。学生の就職活動を考えると大学生で有りながら学生生活を謳歌するより、就職活動を優先しなければならないのはどうかしているように思います。どこか有名大学が2学期入学生を募集しないだろうか。半数ずつの学生相手の講義はやりにくいと大学側は思うかも知れませんが、むしろ大人数一括の講義が減り学生には良いのでは無いかと私などは思います。講義スタイルの変更は学生のみならず、大学側にもメリットはあるように思います。企業側も取りたくも無い学生をとりあえず確保する動きを止められ、必要な人員のみを雇う事が出来る様になるのでは無いでしょうか。経団連会長のように無為無策をひけらかすように、いつでもが採用時期ですのように言うのは、ある意味格差を生む元になるのでは無いでしょうか。経済界の不祥事は同類ばかりを集め、イェスマンばかりにしてしまったからでは無いのか、と思います。多様な人材を本当に欲しているのかどうか怪しい限りです。就職活動時期については二転三転しています。外資系企業の早期内定に業を煮やした発言かも知れませんが、その会社の社員定着率はいかほどであろうか。外国では優秀な者はステップアップのため職場を変え、会社を渡り歩くそうです。自分の優秀さを示すためです。同じ職場に居続けるのはむしろダメな社員です。日本ではどうでしょうか。会社内でじっくり教育し、将来会社を担ってもらう人に育て上げるという方向を持っていたと思います。私はそういう社員を必ず確保しておくべきだと思います。経団連会長は就職活動にいちいち言及するよりも学生の在り方を言うべきで、学生生活など知らない、と投げやりな態度に聞こえます。むしろ文部科学省に働きかけ、どうしたら充実した学生を採用できるか検討すべきです。一般企業の声を代弁したつもりであろうが、経済同友会など他の機関も同じ様なことを言っているが、自分の周りのことしか見ておらず、早晩また失敗を犯し政府に泣きつくのが目に見えるようです。自分が影響力があるのを、時にはひけらかし、圧力をかける。逃げるときはさっさっと引き揚げる、今の会社、各種協会の不祥事をもっと真剣に我が物として考えるべきだと思います。