北海道の発電所停電に思う

北海道は停電で大変ですね。なぜ復旧が遅れているのか素人の私には分からない。なぜ発電所が機能しないのでしょうか。一般の人は難しい事が起きると専門家の意見が本当だと思います。では専門家の言うことが真実を語っているのでしょうか。現状を説明しているに過ぎないのでは無いでしょうか。発電所の機能を事細かく説明されても分からないのは当然です。で、私は難しい事柄は簡単な事柄に置き換えて考えてみる事をします。地震が起きました、発電所が緊急停止しました。家庭でも電気が異常を感知した場合ブレーカーが落ちます。家庭では原因を取り除きブレーカーを上げれば元通りになります。なぜ発電所は元通りにならないのでしょう。設計上のミスではないのかと思います。電力送電の停止のみにしておいて、発電所の機能はそのまま維持する格好をしておけば良かったのでは無いのかと思います。コンピューターでもいきなり電源をきると立ち上げに苦労する場合もあるし、時には機能が壊れる場合もあります。もしかして発電所の機能を全部停止させたのでは無いのか、と思ってしまいます。頭だけで設計し、実際の運用を考えていなかったのでは無いのか、と思ってしまいます。こういうことが起こったら安全のため全てを緊急停止させる、というようになっていなかったのかと危惧します。これが原子力発電所で起こった場合大変なことになっていたでしょう。東北震災の時も停電により燃料棒が大変なことになりました。もしかして全ての発電所の機能が停止するようになっていなかったか心配です。北海道の発電所の復旧が遅れているのは、原因を考えず、後先考えず緊急停止させることを最優先させた結果タービンが損傷したのでは無いのか、と思ってしまいます。専門家は発電所の何が復旧を遅らせているのか説明してほしいものです。それから一つの発電所に北海道の半数の電力をまかなわせていたのは、もっとよく考えるべき問題だと思います。この発電所がブラックアウトしたらどうなる、とか考えなかったのだろうか。この発電所が需給バランスが崩れたらどうなる、とか想定しなかったのでしょうか。私に言わせれば怠慢です。だれか頭の良い人に設計図を書いてもらい、各種法律に沿うように安全装置を付けているから大丈夫だと思っていなかったでしょうか。一つ一つの機能は立派に出来ていても、それが集まり総合した場合を想定していただろうか。突飛なことが起こっても復旧のための安全装置が働くようにしていただろうか。発電所自体を電力会社が作るというより、電気会社、製作所が造るものと思います。電力会社の要望に応える形で設計を行うと思います。日本の電気大会社がこういうプラントにのみ進もうとしていますが、果たして大丈夫でしょうか。総合設計力に疑問が有ります。建築家が設計図を描き、大工さんに手渡しても大丈夫な絵が描かれているでしょうか。実際を知らないと馬鹿にされない設計士になってもらいたいと思います。頭でっかちな人間ばかりが重宝される世の中になりつつあるように思います。地に足が付いた人がもう少し大事にされて欲しいなぁ、と思います。