NHKに思う

NHKが受信料制度を変えようとしています。TVのあるなしにかかわらず徴収しようという発想はどこから来るものだろうか。しかも支払わない家庭の状況を自治体に提出を要求するとは厚かましいにもほどがある。個人情報の厳格な管理が叫ばれているのに、駄々洩れを容認するかの態度は自分本位の極みに他ならない。こういう既得権益に浴している企業、団体の横暴が目に余るようになってきている。放送契約をいろいろ抱き合わせで考えているようだが、私などは地上波放送しか見ない。BSなどは見ない。携帯でも見ない。こういうものにとっては上乗せしているとしか思えない。集金と言う手間暇を惜しむかのように、全国民に税金をかけるかのような徴収制度を作ろうとしているようです。各家庭を訪問し集金をする人が居ますが、その費用がバカにならないなら、かえってやめた方が効率が良いようにさえ思えます。取りやすい所から取り、取りやすい制度に変える、こういう発想はどこから来るものだろうか。コロナ下で図書館が利用できない状態が続いていると言うTV放送がありました。利用を促進するため、郵送による貸し出し、また学術研究などには本のコピーさえも容認する方向に向かっているようです。著作権法なども改定する方向で検討しているようです。こういう積極的な態度は好ましい限りです。それに比べ音楽家協会などの著作権使用徴収はNHKと同じ発想のように感じます。音楽教室での演奏、発表会での演奏、音楽を奏でればなんでも著作権料をかけるというものです。楽器を持っている人は著作権料が発生しますとその内言い出すでしょう。菅総理が脱炭素社会を目指す方向を打ち出しました。火力発電所の縮小が見込まれますが、その代わりに原子力発電所の増設があってはならないと思います。各電力会社の電気の融通が大事になると思います。その為には電力会社と送電線の会社に分ける必要があると思います。関西電力収賄事件、東京電力原発事故など大企業であるが故の怠慢や驕りが見受けられます。一時問題になった検査データの改ざんなども同じようなものと思われます。既得権益を守ろうとする輩はいるものです。その方が楽だからです。収入が減るようなことがあってはならないと、既得権益にしがみつきます。世界が疲弊しているのに自分ばかりの言い分を通そうとしているようにしか見えません。老人が何時までも上にいるからこういう発想しかできないのではないのか、とおもわざるを得ません。身内の意見ばかりではなく、ギリギリの勝負をしている現場の声を聴いてほしいものです。