音楽協会の著作権料に思う 2

音楽協会の著作権料問題は音楽家の問題だと思います。それに目をつむっている音楽家はだらしないと思います。子供が通う音楽教室から著作権料を取ることは法律上を考えるまでも無く道義的に問題が有ると思います。音楽が鳴るところ著作権料がつきまといます。自分で自分の首をしめているようです。これからは著作権がきれた音楽のみを演奏することになるでしょう。それも一興かも知れません。確かに音楽家は音楽で糧を得ている以上作品から収入を得る必要があります。しかし今問題になっているのは音楽家の問題でしょうか。音楽協会の問題のように思います。音楽は作る人と聞く人があって初めて成り立つものです。昔の中国の話にも一流の弾き手が一流の聞き手が亡くなった後弾くのを止めてしまった、と有ります。どんなに良い曲を作ったとしても弾き手が二流だったり、聞き手が二流だったりしたら曲も二流にならざるを得ません。心豊かな子供が育つように、少なくとも高校までは著作権料を取らないでもらいたい。私には少し図に乗っている様にさえ思えます。自分の楽曲を歌手に練習させているときも当然その歌手から著作権料を取っているのでしょうか。レコーディングの時も当然ですよね。一般大衆が音楽を楽しむのと音楽そのものを勉強する事とは違うように思います。音楽協会のみならず、今日本の協会と呼ばれている組織がおかしくなっています。お金が集まり出すと、あれにもこれにも口を出し始め、自分の権利だけを主張し始めるようです。レスリング、柔道、相撲協会など。恐らく互助会的なものから発展してきた組織が巨大化してきているにもかかわらず、内部は昔のままで声の大きな者が牛耳っているような感じがします。一皮も二皮もむける必要があると思います。会社組織も同じ現象があると思います。小さな会社組織で有ったときは問題にならないことでも大きくなったら問題になる、と言うことに気づいていない。今が本当の意味での日本の社会意識を考えてみる時期かも知れない。戦後がむしゃらに働いてきた人達は確かな規範も無く、働いてきた経験則のみが規範であったと思います。しかし今は戦争の後遺症もうすれ、現常生活していると言うことのみが規範になってきているように思います。目の前の事のみに左右されすぎているように思います。突飛ですが、因縁は7代と言います。7代前を知っていますか。少なくとも3代前を知っていますか。自分の周りのことさえ知らない人が増えています。知ろうとしない人が当たり前になっています。日本に天災人災が増えています。皮肉なことですが、こう言う災いが人々に日本人本来のものの考え方を思い出させる様にさえ思えます。子供達の未来を奪わないでください。