岸田政権に思う4

岸田政権の駄目さが顕になっています。お手盛り大臣幹部の辞職が止まりません。本来ならとうの昔に解散です。自民党の中からも不協和音が響いてきています。自分の派閥の者だけで、財務省の思惑通りに、一部の企業の便宜を図るかの如く勝手に物事を進めています。安倍元首相の国葬を勝手に押し切った手法をあらゆる面に適用してきました。この人の政治手腕なんてものは、自派閥優先、官僚政治、大企業優待でしかない。財政再建をすると言いつつ、することはコロナ対策終了による医療費削減、日銀政策の変換による円高対策によるガソリン補助削減、原子力発電所稼働期間延長による電気料金補助削減。防衛費増額ありきで事を進めています。アメリカから何を言われたのか知りませんが、余りにも稚拙すぎます。コロナ対策にしてもなし崩し的にマスク着用不要を進める一方、ワクチン接種は相変わらず宣伝しています。アメリカの軍人でさえ更なるワクチン接種はしていないと言うのに、ワクチン企業を助けるかの如く購入し続けるのはどうだろうか。ガソリン税の見直しもせず、トリガー条項を維持するために補助金まで使っている。電力各社の利益優先を測るべく原子力発電所の再稼働に道を開くばかりでなく、新規原子力発電所の計画まで進めてしまった。確かに脱炭素を目指すことに急務で、技術が追い付いていない現状を見るとやむを得ない部分もありますが、果たして電力会社がそのことに対して、今まで積極的に取り組んできたのだろうか、疑問に思います。原子力発電所のウラン処理に対しても何も決まっていない状態で、新規の原子力発電所建設は無謀と言うものだろう。そうかと思うと、自分が作ったこども庁には4兆円ものお金を注ぐ始末。何を考えているのやら。法人税の4%以上の増税などありえない。ウクライナ紛争は終わったわけでもないのに、終了気分に浸っているようだ。北朝鮮が都合よくミサイルを打ってくれているので、防衛費増額を言い出しているのに過ぎない。まんまと北朝鮮の思惑にはまりつつあります。日本の制裁が北朝鮮、韓国に効いてきて、注目を集める行動をとらざるを得なくなってきたのではないでしょうか。中国脅威論は考えておく必要があるとしても、ヒステリックに騒ぐことはない。もし中国が何かをしてきてもロシアと同じ道を進むことを認識しているに違いない。中国にとって国内分裂が最も怖いシナリオと思われます。中国には統一国家としてあった時代と複数国家としてあった時代があります。統一国家一辺倒ではありません。魏呉蜀など日本でも有名な国々です。中国の軍事攻撃が驚異と言うよりも、中国、その周辺の国々の分裂合体に気を付けるべきです。内政干渉かも知れませんが、そのことの方に関心を寄せるべきだと思います。中国は内政に波乱を含みつつあると思います。ロシアの脅威を抑えるため協力は最小限に。北朝鮮の窮乏には我関せず。ひたすら国内事情を治めることをしているのではないかと思います。そういう中国に対しても岸田首相は思いやりのおべっかをかけているのは不思議な気がします。アメリカの言いなりに防衛費増額を決め、中国に対しては対話優先の先鞭をつける。したたかな外交の安倍さんならば可能性はありますが、官僚政治優先の岸田政権では無理でしょう。コロナが過ぎて浮かれて景気が良くなると思っていた矢先、増税の嵐が舞ってきました。その内消費税も何かと言い出すでしょう。待っています。