外国人労働者受け入れに思う1

単純労働にも外国人を受け入れるような法改正を行うようです。今が労働力不足だからといって簡単に受け入れても良いものだろうか。近くは在日朝鮮人問題、アメリカでは黒人、ヒスパニック系の問題が有ります。労働力が足りてきたら帰国させる、と言うことですがそういう事が出来ると本当に思っているとしたらおめでたい話です。雑用、単純労働、肉体労働は外国人に任せて、日本人は男も女も70歳まで働かせるようなシステムを考えているとしたら、安倍首相は禍根を残した首相と将来呼ばれるでしょう。大企業の金儲けしか考えていない社長達の言いぐさを鵜呑みにして、今が良ければ良い、自分の所が儲かれば良い、などの自分本位の考えを取り入れ、日本の文化をないがしろにする様なことは決して受け入れられません。外国人に変な期待を持たせる法改正は、絶対後々問題が生じることは明白です。何故簡単にそういう事が言えるのか不思議でしょうがありません。日本で外国人が働くことに文句を言っている訳ではありません。単純労働に外国人の力を借りるのも良いでしょう。外国人が日本に来て働く場合、その人が外国人という立場の時は日本人は恐らく寛容な態度を示すかも知れません。しかしその外国人が日本人と同じように自分の権利を主張し始めた場合、反発が起きるものと思います。在日朝鮮人が日本人に広く受け入れられているでしょうか。もう何年も経つのに、ある人は日本人と同じように想い、ある人は反発を示します。それ程単純に民族のしがらみは切れません。少数の時は何も言わなくても、数が増すにつれ反発の度合いが増します。アメリカの人種問題をどこか他人事と今は見ているかも知れません。しかしこの問題が日本に起きようとしていることを最っと真剣に考えるべきだと思います。黒人の、どこか白人に対する遠慮がちな態度を見たことがありますか。無ければ幸いです。日本人は世界の中で人種に関して一番平等意識が強い国だと私は思います。それは日本人以外は全て外国人だからです。黒人も白人も黄色人種もアフリカ人アラビア人ロシア人中国人など、日本人以外は全て違う人です。自分達と違う人を敬う文化があります。一芸に秀でた人を敬うようなものだと思います。しかしこれらの人達が自分達の主張を言い出すと逆に反発を招き、閉め出す動きになりかねません。一時しのぎの政策が後々問題になるように思います。もっと社会全体の産業構造を改めて考え無ければなりません。安倍政権は目先の政策にとらわれすぎています。現在の企業は目の前の利益に拘泥しすぎています。それは博打と同じです。博打は勝った負けたが有ります。一時は勝った、今は負けたなどは博打を止めない限りその途中の勝ち負けは何の意味も有りません。全てを終了させて初めて収支が決められます。企業が経済活動を続ける限り道中の上り下りに一喜一憂しても競んないことだと思います。それよりも将来に重荷を背負わせる事だけは避けなければならないと思います。若者がお金儲けにばかり気を取られるのは何故なのか、恋愛事情を押し殺してまで働くのは何故なのか、理想と言いつつ自己顕示に走るのは何故なのか、多数の意見を代弁しているつもりで強制しているのは誰なのか、もっとよく考える必要があります。コンビニの営業時間を深夜までする必要がありますか、確かに開いていれば助かるときが有りますが。期限に追われる公共工事で人材が育ちますか、確かに現金収入が有るのはありがたいです。コンピュータ関連会社が主要産業ですか、よおおく考えれば補助の役目の産業です。人は何故経済活動をし、発展させるのか、考えるべきだと思います。それは外国人労働者に対しても考えを巡らせるべきだと思います。期限を切らず労働させることが出来るとは、日本国籍を与えるという意味を持っていると思います。もしこの意味を持っていないとしたら外国人労働者を欺すことになります。労働者の使い捨てだけは絶対やってはいけません。経済界は菅官房長官の発言を渡りに船のようにいう物がいますが、あきれて物が言えません。自分達の自助努力はせず政府に泣きついているばかりです。トヨタカイゼン、リーンとか生産改善方式は色々ありますが、経営者を改善する方式に私はいまだ預かってはいません。このことからカイゼンは経営者の太鼓持ちの太鼓では無いのかと私などは思います。学生の就職活動には無関心を装い、安い外国人労働者にはすぐ飛びつく、今の経済界の考えは地に落ちています。