マイナーポイントに思う

政府がマイナンバーポイントを付与することにしています。しかし使い勝手が悪いように思います。そして私の母のマイナンバー取得時の笑える話を思い出します。市役所に行ったついでに母のマイナンバーカードを作ろうと窓口に行って申し込んだところ、証明書を出してください、と言われ健康保険証を提出しました。もう一枚と言われ、市役所の戸籍謄本が乗った住民票を提出しました。おもむろに奥へ持っていき、そして、住民票は証明書になりません、と言われました。何を言っているのかわからず、私は何故証明書にならないのかと尋ねたら、誰でも取得出来るから。私は唖然とし、呆れて、では、何が証明書になるのかと尋ねたところ、診察券で良い、との返事でした。市役所で発行している書類は証明書にはならず、病院のものは証明書になるらしい。その後調べたら、証明書になるものに確かに診察券が証明書になると記載が在りました。しかしながら住民票が証明書にならない、は未だに納得がいきません。それはいいとしても、マイナンバーは有効期限自体はかなり長い。しかし、途中で更新をしないといけない。マイナーポイントをしてみようと試みたところ、更新切れで、もう一度市役所に行って手続きをしなくてはなりませんでした。この事を忘れている人が多く居るものと推定します。いよいよマイナンバーポイントに取り組むことができるとやってみると、スマホに慣れない私は要領を得ず、一時間ほどかかりましたが予約ができました。それからポイントを入れるカードに進んだところ、どのカードが良いか分かりませんし、私の使っているカードが見当たりませんでした。子供曰く、PayPay,スマホ決済でも良い。しかし、残念ながら私はしたことが在りません。この時点でこれ以降を子供に引き継ぐことをしました。マイナンバーポイントを付与しても、スマホ決済をした事がない私などにとっては、無用の長物です。多くの年寄りが子供のため、孫のために市役所を訪れ、マイナンバーカードを取得しています。それはそれで結構なことだと思いますが、本来の趣旨としてはどうでしょうか。また更新にいけない年寄りはどうなるのでしょうか。ポイントを付与するぐらいなら、引換券の方がまだ分かりやすい。またマイナンバーカードの普及をも目的としているようですが、使い勝手の悪さ、市役所の効率の悪さを証明しているようにさえ思えます。マイナンバーカードで何でもできるのは、危険性を孕んでいるようにも思えます。何かをするためにはスマホが必要です。マイナンバーカードよりもまずスマホ決済に慣れることが必要です。私は時代遅れらしい。マイナンバーカードは年金手帳、雇用保険被保険者証の代わりにまず使うべきではないでしょうか。健康保険証代わりに使えます、というのは病院は嫌がるのではないでしょうか。会社を辞めて保険証がなくなった事がすぐさまマイナンバーカードに反映されるのでしょうか。仏作って魂入れず、とならないように願うばかりです。