トップの教養

忖度発言の副大臣が辞めました。外見はふくよかな様子をうかがえます。しかし失敗しました。政治家として一番にまず来る資質に疑問があったようです。世間の常識に敏感で有ることです。忖度と言う言葉に世間がどういう意識を持っているかをまるで判っていなかった、ということです。政治家になるために苦労もあったでしょうが、その苦労が実になっていなかったと思わざるを得ません。自分の為の苦労でしかなかったのかも知れません。次は大臣かと思っていたのにその目が無くなってしまったようです。太鼓持ち大臣はいまの日本の政治経済の中では役不足のように思います。経済産業大臣コンビニエンスストアの経営体制を問題にしていますが、良いことでしょうか。世間の常識に敏感すぎるのはどうでしょうか。敏感なのは良いとしても一企業団体の問題に大臣自らが出張ってくるのは、企業側からすれば驚きの感があるのでは無いでしょうか。もっとうまく行政側を使うのも政治家の資質と思います。コンビニの二十四時間営業は問題が有ると思いますが、TV受けするとでも思ったのでは、と思いたくなります。経済界が原子力発電を活用する方向性を言っていますがどうでしょうか。イギリスで失敗した会長がそういう事を言っても自分のことしか考えていないように思います。代替エネルギーについても言っているようですが、それまでは原子力発電を使おうということらしい。原子力研究は必要だと思います。それと実際の原子力発電所稼働とは切り離して考えるべきだと思います。原子力廃棄物の処理方法も決まっていない現状では、数万年先まで影響のある物質を増やすことは考えねばならないと思います。たかだか50年先も見通せないものが不安を先送りしてはいけないと思います。また学生の就職活動に対して不遜な対応を言っている経済会の人が居ました。一部経済界の想いを言ったつもりでしょうが、その人の人物像が伺えます。自民党は元野党からの入党を促しているようです。人材不足、野党切り崩しがあるのでしょう。野党は自分の陣営の守りに必死のようです。立憲民主党は第一党になって勢いに乗っているようです。誰でも一番の時は横柄になりがちです。ですが二番三番目になったときのことに想いを馳せれば、と思う事も大事だと思います。政治家は落ちてしまえばただの人と言う言葉があるように、なかなか共闘は難しいのかも知れませんが、自民党の独裁的な政治体制、忖度、恭順を思い計る姿勢に一石を投じて欲しいところです。トップに立っている人の資質もさることながら、他人を思いやる教養が少ないように思います。トップに立つことは相当の苦労の上にあったことでしょうが、それと立った後の話は違ってきます。立った後の人の言葉を聞くと時に自分本位のように思われます。立つことが目的でその後のことは何も考えていなかったようにさえ思われます。目標達成後のビジョンがまるで無いように思います。これからどうするかの考えも無い、人に聞く謙虚さもないと思われます。日本ばかりでは無く世界がその方向を向いているように思います。地球にいるだけの人間はある意味井の中の蛙と変わらないと思います。ハヤブサが宇宙で素晴らしいミッションをこなしているのを見ると、益々地球の中のただの人間に過ぎないと考えさせられます。