貴乃花に思う3

貴乃花が辞めました。色々わだかまりがあったようです。その中でも暴行事件の告発問題が後を引いているようです。何故無かったこととの話が出るのかよく分かりません。問題が有ったからこそ日馬富士が止めたのでは無かったのでは無いでしょうか。それを協会側の弁護士が通知したとは信じがたいことです。自分達の非を認め、謝りその上で貴乃花の非をとがめるようにすれば、それこそケンカ両成敗のような格好になったのでは無いでしょうか。今更言っても仕方がありませんが、もし出来ることならもう一度相撲界に戻ってもらいたいと思います。貴乃花をもう一度相撲界に戻せるのは八角理事長しかいなくなりました。理事長がそこまで事を荒げたいとは思いません。もう一度貴乃花を呼びつけるべきです。貴乃花はやはり周りの意見をもう少し聞くべきで、わからないなら協会に聞きに行くべきです。噂では自分の立場が危ういことを知っていたようですが、何故そこから辞職する方向に一気に向かってしまったのでしょうか。周りに適切なアドバイスをしてくれる人がいなかったのでしょうか。そのアドバイスを聞き入れ無かったのでしょうか。貴乃花の頑なな態度が思われます。阿修羅の戦いを思います。正しいことをしているつもりでも、いつしか独りよがりに陥ってしまうような。せっかく一兵卒として再起を図ろうとしていたのに、それこそ貴乃花について行こうと内心秘めていた者もいただろうに。ならぬ堪忍するが堪忍とか言います。短気は損気です。自分の回りをもう少し冷静に観て欲しかったと思います。何も言わなくても賛同者はいたはずです。身内に裏切られても他の所に同情者はいるはずです。それらの人さえも捨ててしまうことになってしまいました。自分の苦しみをさっさっと捨て去ることが出来る人は幸せです。捨て去ることが出来ない人はどうなるのでしょうか。貴乃花に一縷の望みを託して見ていた人がいたはずです。自分の苦しみを耐えるのは当然で有り、出来ます。他人の苦しみを合わせて耐えてこそ本物では無いでしょうか。親は子の悩みを共有してこそ親です。上司は部下の悩みを共有してこそ上司です。親方は子の悩み、弟子の悩み、部屋の悩み、それから回りの親方の悩みを引き受けてこそ大親方になると思います。それを途中で放棄するのは残念です。ある意味背信行為と思います。何を言ってももう遅いかも知れませんが、親方の道があるなら戻ってもらいたいと思います。相撲協会のシステムはそれにしてもお粗末です。それに連なる弁護士資格者は何なんでしょう。会社組織であればそういう弁護士はクビです。