コロナウイルスに思う2

緊急事態宣言を発表してほしいという専門家が多くいます。東京都はロックアウトを言っています。コロナウイルスの感染に関して、感染経路が特定できない場合が多く発生した場合にそうして欲しいということです。私は簡単によくロックアウトということが言えると思います。感染経路が特定できないとはどういう事だろうか。ただ単に街を歩き、ショッピングを行っていた人がコロナウイルスにかかったのだろうか。それとも不特定多数の人ごみの中にいたことがある人がかかったのだろうか。特定できないとは、聞き取り調査の過程で保菌者との接触がなかったに過ぎないのではないのか。刑事事件の場合、特定できないなどと簡単には言えません。それほどの信頼性をもって特定できないと言っているのだろうか。また緊急宣言を行うとはどういうことだろう。保菌者かもしれないものが、他人にうつす可能性があるから、外出禁止を出すということらしいが、私はそれよりも二週間の間に、保菌者であれば発症するか、そのまま治癒してしまうかを見る期間のように思われます。人間の治癒能力に期待しているのではないでしょうか。検査キットが長崎大学で開発されましたが、それで検査すると新たに多くの人たちが見つかる可能性があります。その際保菌者と、発症者と、重症者を区別する必要があります。保菌者は自宅待機、発症者は隔離、重症者は病院、と思われますが、果たしてその準備ができているでしょうか。隔離するための施設を用意しているでしょうか。ホテルを借り受けられるでしょうか。県市の公共住宅を用意できているでしょうか。国民民主党の議員がオリンピックの選手村を活用すべきだと言っていましたが、その通りだと思います。患者の個別の対応もままらない今の現状を見ると安易に宣言するのは混乱を招きかねないように思います。若者に自宅待機を呼び掛けています。確かに無鉄砲な行動は慎むべきですが、若者にきちんと説明しているでしょうか。若者に力を貸してくれと言っているでしょうか。一方的に行政力を行使していないでしょうか。何かを若者に頼んだらどうでしょう。きっと何かをしたいはずです。コロナウイルスの恐怖ばかりを押し付けていないでしょうか。もっと一体感を醸し出すべきではないのかと思います。ロックアウトによって経済は急落します。人は生きながらえても経済は瀕死の状態になりかねません。赤字国債借金が膨大になるでしょう。それを一体感を持って返済するには若者の同意が必要です。年寄りが生きながらえても、若者がやる気をなくしたらどうにもなりません。国民に十万円を配る案がありますが、そんな手間暇かかることよりも、食料品だけでも消費税をゼロパーセントにすれば良いと思います。諺のように、いつになったら来るかわからないお金より、今日の食料品、と思います。先ずは隔離する施設、急患の受け入れ態勢、が整ってからでないといたずらに数字に振り回されるのではないのかと思います。