コロナ対策台湾流東京流

モーニングショーを見ていると台湾のコロナ対策をやっていました。台湾は早くから入国制限をやり、入国する人に対してPCR検査を実施していました。国内では隔離政策を実行し感染拡大を抑える政策を担当大臣自ら行っていたそうです。日本の初期対応が比較されます。驚きは台湾の大臣は国会議員ではなく、民間から選ばれた方だそうです。日本との単純な比較はできませんが、一貫した対応は納得できるものと思います。ところで、日本のコロナウイルス情報は今や感染者数の多い上位10県になりつつあります。特に東京都だけのように思います。日本列島を考えてみますと、九州地区では散発的なクラスター感染が各県に起こりました。中国人の入国のあった沖縄県では、タクシー運転手などの感染があり、どうなる事かと思いましたが、その後終息していきました。福岡の北九州でクラスターが出ていますが、収まりつつあるようです。中国四国地方でも広島での感染はありましたが、同じ様に部分的なクラスターで治まってきているようです。近畿地方では大阪を中心とした地域で多く発生しました。多くの人が危惧しましたが、府知事の思いが通じたのか今は収まりつつあります。北陸地方、東北地方でも同じような経緯をたどっているように思います。中国からの入国者関連から感染者が発祥し、クラスターが散発的に起こり、隔離を行う。クラスターの起こっている地域からの人の移動、クラスターが発生している地域への移動により伝播が初期には多かったように思います。これらの県が今は終息しているのは、移動の制限、感染者の隔離を行った台湾の対応と同じようなものではないのかと思います。感染症対応を知らなかった各地方の病院関係でのクラスターはありますが、その後勉強が進んでいるようです。コロナ対策で一番の成功者は、やはり大阪府知事だと思います。陽性者が出ていますが、コロナウイルスがいる限り当たり前で、問題ないと思います。一番の失敗した県は東京都だと思います。陽性者が出ているからではありません。政策に一貫性が見受けられないからです。大都市だから仕方がない、というものではないと思います。コロナ現場対策を保健所だけに頼ったこと。病院と病床施設を別々に十分確保しなかったこと。緊急事態宣言をあれほど煽って求めたのに、いざなってみれば国の方針に従いますなどと、国県どちらに権限があるのかもわからない状態。休業補償などを出しますと打ち出したのは良いが、支払いが遅い。東京アラートなど一見段階的な解除方針は理にかなっているように思われますが、実際の運用では役に立たない。私には、やってます感、を醸し出すだけの政策で実際のところ机上の空論のように思います。アラートを解除するにあたってすべての業種の再開を認めるそうですが、基準も何もあったものではない。行い方は安倍政策と同じようであり、同じような基準で判断、実行しているものと思われます。東京都知事選挙に出るそうですが、緊急時の政治家ではないように思います。全ての政治家が緊急時対応できるわけではありませんが、標榜政治家は駄目です。オリンピックで各国から人が来るのに、対策だけは一人前ですが、実行が伴っていません、となったらどうしましょう。小池都知事の顔がいまいち見えません。何がしたいのか。何をしなければいけないのか。どうするのか。行き当たりばったりの政策は安倍政権で終わりにして欲しいものです。