自殺で思うこと

最近は情報がすごい。昔は死亡事故はわずかだったと思います。こう毎日人が死んでいるのをみると、日本は本当に安全な国なんだろうか、と思いたくなります。自然災害、火事、交通事故、人殺し、自殺と全国各地の情報が瞬時に入ってきます。日本は自殺の多い国だそうです。青少年の自殺はいやなものです。人間は生きていくために生き物を殺し食べます。そうしなければ人間は生きられません。ところで人と動物の違いは何だと思いますか。色々あると思いますが、一つは頭があることです。理性があります。理性がある為に欲が芽生え、悩みが生まれます。子供から大人になるという時に心のバランスが大きくくづれます。この時期が人によってまちまちで、小学校中学生高校生大学生と年齢は関係ないようです。自分と他人、家族と他人、子供と大人、男と女と他人を意識して自分の存在を確かめようとします。ここでその存在を否定するような事が起きると自暴自棄になるのかもしれません。自分の存在価値を否定したり、逆に他人の存在価値を否定する行動にでます。自殺は痛ましい事です。特に若者の自殺は。子供の一番の親不孝は親より先に死ぬ事である、と福沢諭吉だったと思います。他人を殺す事は悪い事と誰もが思いますが、自殺に関しては自殺に追い込んだ者が悪いとしがちです。確かに原因があって結果があるように原因解明をすることは大事な事ですが、あえて言いますと自分という人を殺すことだと認識してほしいとおもいます。言うに言われない若者の精神状態を赤の他人が認識するのは難しく、ただ見守るだけしかできない、という場面が多くあります。大人の理不尽さは社会に出ればあらゆる面に現れます。自分というものが大事なら、今現に生きているこの世で頑張ってもらいたいと思います。できることなら死ぬ事だけはしないで欲しい。例えその時は逃げる事になっても、もう一度チャンスを残しておいて、もしまた逃げることがあってもそれでもチャンスは残しておいて欲しいと思います。もう一度しっかりした人間になるようにチャレンジしてほしいと思います。何処かの国では兄弟親戚さえ殺しています。こういう醜い争いだけは見たくありません。