政治家と公務員

アメリカでは共和党民主党政権が入れ替わったら幹部は入れ替えられ、それぞれの党から任命を受けた人がなるそうです。トランプ氏はまだ完全には入れ替えては居ないようです。しかし一応そのようなシステムの様です。これだけ公務員と政権がごたごたするなら将来アメリカのようになるかもしれません。組織論を考えてみると、公務員に当てはめると、現業職、事務職に特化した組織だと思います。現業職自衛隊、水道、道路公共事業等です。そして事務職が大半を占めています。一般の会社組織ではその他営業職、管理職が有りますが、公務員には各部門の中では有りますが、組織としては組み込まれていないと思います。それではだれがそこを担っているのかと言うと、それは政治家です。営業職を各所との交渉、管理職を大臣と捉えればわかりやすいと思います。ですから本来政治家と公務員は二人三脚で歩まなければいけないと思います。しかしこれだけ公務員と政治家との軋轢を見せつけられると少々嫌になります。防衛大臣が止めるのにさらに追い打ちをかけるような言葉が防衛省の中から発せられるのは、嫌見いがいなにも感じません。坂本龍馬の土佐では殿様が換わり、封地替えによりよそから来た上士と土着の郷士に分かれていたそうですが、公務員が郷士なら色々換わる大臣は有無を言わさない上士のようなものかと思ってしまいます。苦難にあえぐ郷士の反乱の様な感じがします。大臣の資質を疑うような人がいるのも事実ですし、管理職として責任を取らないのも不満だと思います。しかし一方自分達の権益に連綿としてしがみついているのも、いただけません。組織では本来有るべき管理職営業職が無いため、他人に委ねているため組織全体の構想図が見えていないのでは無いのかと思います。確かに公務員としての言い分はあると思いますが、後出しジャンケンの様相を呈してきていると思います。元大臣と言う肩書きでテレビに出て来ている人がいますが、大臣時代に体よくすり抜けて来た人もいます。裁判でどっちにも合憲な判決が出、解決策を放棄したとしか思えない人も居ます。口先ばかりでは無く、地に足のついた、真実味のある人はいないのかと思います。