不倫報道に思う

不倫は文化だ、は今はどうやら冗談でも言えない状況になっています。不倫報道のオンパレードのようになっています。他人の恥部をのぞき見するのは誰しも興味がわくものですが、こうワイドショーを見せつけられると、本人の弁をまつまでもなくしだいにしらけてきます。個人の問題を全国誌で放映されると本人は大変だろうと思います。これが有名税と言うことでかたづけられたらもっと悲しいだろうと思います。私などは勘ぐって有名になったら片方で誰かが足を引っ張るようになるんだなぁ、などと思ったりします。それともテレビなどは不倫という倫理観をあたかも正常に戻そうと取り上げているのであろうか。良くないものは良くないのだ、と言わんばかりの反応を示しています。一時の気の迷い、家庭生活の混乱また夫婦生活の破綻、などの状況を考えなしに取り上げているのではないのか、と思ってしまいます。政治家の倫理観の欠如はいただけませんが、聖人君子ではないので大らかに見ていきたいと思います。水清ければ魚棲まず、ではないですが全てを正そうという姿勢、それが当たり前のように報道されると些か辟易してきます。またこの行動が行き過ぎると、多数と違う行動をする者は、ルールを守らない者は排除されるということになってきているようです。それこそ道徳観を持ってやんわりと批判してもらいたい。今はすこしヒステリック気味なのでは無いでしょうか。こういうことを書くと恐らく正統な倫理観の元非難されるかも知れませんが。ひとつ悪いことをしたら全てが悪いとならないようにして欲しいと思います。これが子供に適用されないように願います。たしか永井荷風が書いた作品に対して、これは遊郭からの帰りのものだから良くないものだ、とするものがあったと思います。だから排除した方が良いという方向があったと思います。大人の世界は難しい。