大企業に思う2

大企業のデーター改ざんがまだ取りざたされています。現場は改ざんを知っていたそうです。役員の一部も知っていたそうです。一部の役員は自ら関わっていたそうです。品物の改善をせずデーターを書き換えるだけで商売をする、何とお手軽なんだと思っていたことでしょう。何度も言いますが上司をカイゼンする規則はないものでしょうか。日本の家電の大企業は白物家電など家庭向け電気製品を辞める方向に向かいつつあるようです。電球電池、洗濯機テレビとたいして利益率の良くないものから撤退し始めているように見受けられます。果たしてこれでいいのでしょうか。大規模なシステム作りに関心がいっているように思います。その方が利益を得やすく、継続性が見込まれるからでしょう。私は思っているのですが、恐らく日本の物作りは衰退していくでしょう。また日本企業そのものが衰退の一途をたどるものと思います。小さなものの知識の集積が今日の知的財産を確立した、と私は思っているのです。小さな電池の開発が車に応用され、リニアにも適用されており、テレビの開発から医療現場の器機などにも応用されていると思うからです。これらを放棄するかのごとく、システム管理に向かうのは根本を失うことでは無いのかと思います。根本を失った末路は、データー改ざんが示すように小手先の思考しか生みません。私企業は利益追求が第一ですが、社会貢献、公共の福祉に資する義務もあると思います。大企業と呼ばれる会社になった限りは、自分の役割が変化していくことを自覚するべきだと思います。小さな部品作りは、儲かりません。手間ばかり掛かって面倒です。確かに大企業が率先してやるべき仕事では無いのかも知れませんが、それらの部門を切り離し見捨てるかのごとくとりあつかうのは、きっとしっぺ返しを食らうように思います。子供の学力で、難しい問題がだんだん低年齢に向けられてきています。しかし技術は進歩しても子供は簡単に進歩しません。昔のままです。会社に入ってくる新社員も同じだと思います。知識は豊富でも経験が足りません。結果だけを知っているだけで、なぜ、どうして、が足りません。それらを身につけるためにも消費者家電部門は必要だと思います。大企業がそれらを放棄するというなら、日本の中小企業は奮起してその部門を取りに行くべきだと思います。世界の平和がこのまま続くと思っているならおめでたいと思います。平和あってのシステム管理です。いったん事があると何の役にも立たない、修理も出来ないお飾りになるでしょう。原発事故で東京電力がちんぷんかんぷんな質問を投げかけ、現場をいらだたせたことを知っていると思います。電気企業をいいましたが、他も似たり寄ったりの考えが蔓延していると思います。余計なことですが、グローバルな世界を構築したのはヨーロッパ諸国、米国であり日本アジア諸国ではありません。そのグローバルな世界に乗っかって仕事をするかぎり、注意して事を行わ無ければならないと思います。先の大戦もこのことがある意味根本にあるのでは無いかと思ってしまいます。北朝鮮が融和ムードに転じていますが、韓国がミイラ取りがミイラになら無いように願うばかりです。大企業は自分の存在を自覚するべきだと思います。そして国民とともにあることを喜ぶべきです。もし一企業なら訴訟に耐えられず、自滅するでしょう。日本企業だからこそ、という部分が必ずあるはずです。目先の利益ばかりを気にする企業、役員は市民をもっと視野にいれ友愛の心を持つべきだと思います。