日本の経済に思う

経済とは何でしょうか。私はケインズ経済学を元にした経済学しか習っていません。その他の経済学があると思いますが、分析には色々なカタカナ語が出てきて分かりません。私が商売で勝手に思うのは、最初の商品はタダからもたらされると言うことです。農家は極端に言えば、畑に種をまくそれだけで野菜を収穫できます。漁師は海に出て釣り糸を垂らせば魚が捕れます。多い少ないはあっても何もしなくても生きていけます。それを商売にするなら工夫が必要になります。しかし元はタダです。石油にしても同じと思います。資本主義はアダムスミスの論理でしょう。資本主義経済をどう発展させても階層的にならざるを得ません。持つ国、持てる国と持たない国とにならざるを得ません。経済格差が生じることは仕方が無いとしても、貧困を、紛争を生じさせてはいけないと思います。日銀が方針を長期展望に変えました。安倍政権の意向に沿ってやってきましたが、これもその一つかも知れません。デフレ脱却を目指すとのことでしたが、デフレが悪いとは私は思いません。ただ使う以上の税収入がないと言うことに過ぎないと思います。日銀は国が放出した国債を郵便局から引き受けたに過ぎません。郵便局を独り立ちさせ、株で儲け、国債をおとしめないようにし、国が払う利子を低く抑えたに過ぎません。何かデフレ対策をやっているかのように見えるだけと思います。インフレを本当に望んでいるのでしょうか。バブルを望んでいるのでしょうか。バブルにしたければ今がチャンスとは思います。米中で関税の掛け合いをやっています。お互いのブラフ合戦のように見えます。この機に乗じて、円高に持って行き外国株を買いまくればインフレになるでしょう。安倍政権はお金を市場に大量に供給して投資を促す戦法のようですが、だれもそれに乗りません。もし金が何処でもとれるなら、その有用性とは裏腹に安くなります。砂漠で安くスイカが作れるなら大金持ちになるでしょう。お金が有り余っていれば誰も急いで使おうとはしません。金遣いの荒い安倍政権に財務省が何も言わず、野党も何も追求しません。オリンピックだから、災害だから仕方が無いと決め込んでいるのでは無いでしょうか。それはそうですが、キチンと検証できるようにしておくべきです。何処がどうなっているのか後々のためにも資料を作っておくべきです。資料改ざんなどさせないように、検証チームを立ち上げておくべきです。事務人は本来そういう仕事が主な仕事と思います。日銀は責任を負わせられた格好ですが仕方有りません。インフレにならなければ消費税が上げられない、などと言うものが有りますがどうでしょうか。例えインフレになったとしても、上げるにはだんだん悪い状況になりつつあります。復興関連に携わっている企業は良いとしてもそれ以外は格差が生じているように思います。いつしか日本国内に持つ人、持てる人と持たない人が生まれて来ているのでは無いかと思います。オリンピック、復興事業が終わった後が心配になります。予算が残っているのでしょうか。これ以上の国債発行は勘弁してもらいたい。